煉機器

作品名:叛逆のドレッドノート
用語分類:武器分類、道具分類

叛逆のドレッドノートに登場する用語。
煉気を変換して事象を具現する煉気変換器




詳細

来歴

  • 煉気の実用化をする小型機械
    • 小型化・簡略化・最適化が為され、煉気を増幅させる〈増加器〉が生成された。
      • 〈増加器〉を幼少期に脳髄へインプラントされた子どもを〈子供たち〉と呼ぶ。
      • 増加以外にも煉気の無効化や軍事転用などがなされている。
 日米共同研究チーム主導によるとつぜんの〝煉機器〟発明。それによってようやく実証され
た〝送信するだけで受信できない出来損ないの超能力〟煉気の有用性。長いあいだほぼ進歩が
見られなかったのが噓のような加速度的な技術開発。〈増幅器〉の小型化・簡略化・最適化。
当然の流れとして軍事転用の研究。そういった紆余曲折を経て、ゼロ年代には人権問題が叫ば
れつつも煉気と煉機器運用の最適解といわれる幼少期における脳への〈増幅器〉埋め込み手術
を施された〈子供たち〉と通称される存在が誕生して、……もしかすると、それが奴らを呼び
寄せた。

煉気変換器

  • 煉気を別のエネルギーへ変換する変換器
    • その正体は煉気に反応する〈感応砂〉と呼ばれる金属とそれらを制御するマイクロマシン群。
 最初は〝煉気機器〟という名前だったのがいつの間にか「き」がひとつ略されて定着したら
しい、おおまかには「煉気の受信機能とエネルギーへの変換機構を備えたマイクロマシン群」
と「それらを統合して機能に指向性を持たせることで操作を簡略化するコア部分」で構成され
ている特殊機械、煉機器があってはじめて、特別な能力として成立する。
  • 高度な煉機器ほど形態の柔軟性に富む
    • マイクロマシンが多いほど非金属調の質感や有機物のような外見に変えることができる。
「高度な煉機器ほど構成マイクロマシンの数が多くて、柔軟性にも富んでいて、奇抜なデザイ
ンや非金属調の質感を表現するのも容易だからね。個人専用に創られた煉機器は、基本形態の
外見も能力自体も使用者や開発者の好みが反映されて実験的になりがちだし。新宮百華の煉機
器なんてその象徴みたいなものだし」

煉気感知

  • 装着すれば煉気を知覚できる能力が上がる
    • 煉気の流動を読めるようになり、敏捷な煉蛇の攻撃なども予測ができる。
 離れたところから、それも〈デモンズクロウ〉を装着した上で見ていたからこそ、流れがど
うにか把握できたくらいのめまぐるしさだ。起動状態の煉機器を装備していたら煉気や煉蛇の
存在を感知できる、動きの流れが読めるのだという話を強く実感する。でなければ零には戦い
の趨勢すら把握できなかっただろうし、特にゴートサッカーの素早さは、いくら自治会の面々
が戦い慣れているとしても目だけでは決して捉えきれない領域のものだった。

制限特性

  • 煉機器の機能を絞る制限
    • 無制限・無作為に能力を発動させないためのセーフティ。
 制限特性とは要するにある種のオートマティック機構だ。本来、煉機器の基礎部分を構成す
るマイクロマシンはひとつひとつが煉気に対する感受性と自由なエネルギー変換能力を持って
いて、言ってみれば〝使用者が望めばある程度なんでもできる〟のだ。
 しかし逆にできすぎるのが問題で、戦闘用ともなれば億どころではない数のマイクロマシン
のひとつひとつをコントロールし的確に使い分けるなど、ふつうの人間にできることではない
。誤作動も非常に起こしやすい。目前の蛇を斬り殺そうとしたのに余分な煉気が熱エネルギー
に変換されてしまって自分や味方を焼く、という暴発が容易に起こりうる。
 だからその変換機構をあえて〝限定する〟ことで操作性を格段に向上させ、変換の効率もあ
げるのが現在の煉機器の基本的な設計思想となっている。(以下略)



関連項目

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最終更新:2019年04月28日 02:40