煉気

作品名:叛逆のドレッドノート
用語分類:エネルギー分類

叛逆のドレッドノートに登場する用語。
人類が新たに発見した超感覚能力
全人類が元々有していた能力であり、意思を外へ無差別に送信するだけの能力。




詳細

ESP(超感覚)能力

  • 送信機能のみ有するエネルギー
    • テレパシーの類だが煉機器を動かす以上の能力はない。
    • 感受性が高ければ煉機器を通じて感じることもできる。
      • 煉気の高さで人物を特定することもできる。(平均値の人間は特定するのが難しい)
 煉気は基本的に〝送り出す〟だけのESPであって、〝受け取る〟ESPでも〝感じる〟E
SPでもない。いまもむかしも〈増幅器〉はヒトが持つある種のESP能力、その一面を拡大
できたものの、逆にいえば一面しか拡大できない。
 要するに煉気というものは現在、煉機器を動かす以外は役に立たない。
  • 送信されている情報は意識や記憶や感情など
    • 意思そのものが無差別に送信される。
      • このため煉機器に制限特性をかけなければ無秩序に事象を発生させてしまう危険性があった。
「それで、煉気は拡大した意識とか、脳の電気信号がおおきく変質したものだとかいわれてて
……。誤解をおそれずにいえばヒトの意思そのものだから、そこには必ず記憶や感情や思考イ
メージが付随してる。……といわれている。共振錯覚が起こると他人のいろんなことをまるで
自分自身が体験したことみたいにリアルに〝見る〟のは、煉気といっしょにそういうものも〝
自分のものだ〟と錯覚して受け入れてしまうからだそうよ」

CI

  • 煉気の強さの指標
    • 操れるマイクロマシン数を表す。
      • 増幅器を埋め込まれた〈子どもたち〉の平均値を1.0とする。
      • 非〈子どもたち〉の場合、0.25を超えれば学生島へ編入が可能。
「多少の語弊を気にせずものすごく単純化していえば、煉気の強さだよ」
 AverageControlIndex──検査とその結果を元にした計算式によって出
される、〈子供たち〉の平均値を1.00と見なした場合の、同時に操れる基礎的な煉機器用
マイクロマシン数の指標だ。零たちのような非〈子供たち〉の場合、0.25を超えると《学
園》入学の権利が発生する。

時空跳躍

  • 制御されていない煉気は時空を越えて引き合う
    • 共振錯覚現象を引き起こす一因となったり、未来から跳んできた煉気から未来視を可能とすることもできる。
「まず、煉気は……特に制御されてない煉気は、他人の煉気と触れると引き合うというか、そ
ちらに引き寄せられがちな性質がある。それは知ってる?」
 零は素直に首を横に振った。
「そう。ま、実質的に他人の煉気に触れてもなにも感じないしそれをなにかに応用することも
できないし、一般的にはあまり意味がないといわれてる性質だから、そんなもんかもしれない
わね。……煉気をヒトは感じ取れないからテレパシーのような能力としてはまったく使えない
ってことは?」
「それは知ってる。だから煉気はいくら強くても、ときに時空を超えてるとしか思えない観測
のされ方をしても、結局のところ煉機器かそれに準ずるような専用機械がないかぎりなんの役
にも立たないって」



関連項目

時空を超える煉気の性質を利用して未来を知る疑似共振錯覚現象誘発機器。

関連タグ


リンク

最終更新:2019年04月19日 02:03