作品名:notes.
使用者:少女(V/V)
存在についての詳細
形容
全長約千メートルほどの動食植物。一対の巨大な大
樹を背にした魚のようなフォルムらしいが、雲海の中
に隠れていた為、正確に記録した者はいない。
金星における最強種
- 侵略型環境育生林床植
- 上空より理想の苗床を選定し、大地れ降下して寄生後に億単位の天使型捕食端末を撒き散らす。
他のアリストテレスたちの侵攻にやや遅れるかたち
で地球に飛来、長く雲海の中に漂っていた。
しばらく無害であったが理想的な苗床を探査・選定
を終了し、ついに降下を開始する。
その正体は大地に根を生やし、何億という胞子(天
使型の捕食端末)をまき散らす侵略型環境育生林床植
物。生きたまま地表に下ろした時点で、現生態系の終
焉を意味する。
……寄生型であった為に人間種の概念をも“摂取”
してしまったアリストテレス。
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天使型捕食端末について |
- 天使の形をした猛獣
- 知性は見られずただヒトを襲う。
- 危険度は精々野犬程度だが数が多いためヒトが生きていくためにも定期的な清掃が必要になる。
この街では毎日のように空から天使が下りてき
て、ヒト人に襲いかかる。それらは知性のない、
ただ外見だけが天使に似た生物だ。ヒトを襲うと
いっても野犬程度の危険さで、実害はあまりない。
だがほおっておけば街は天使で埋め尽くされて
しまうため、街の管理委員会は仕方なく天使の掃
討係を用意した。
天使というのは落ちてくる場所が決まっている
のか、よく郊外の森に落ちてくる。
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テラフォーミング
- 亡骸を中心に鋼の大地をテラフォーミングする
- 宇宙塵を吐き出し、あらゆる植生が育たない大地に植物が生えるようになった。
一年前に俺が移住したこのエリアは、鋼の大地
の中において特異な街だった。
死に絶えた星の地表には、植物は育たない。だ
というのに街の至る所には鼠色した木々が生えて
おり、丘には枯葉色の草原さえあった。街の中心
である丘からは二本の大樹が伸びていて、街の空
を覆っている。この街は雲海まで届いていて、そ
の巨大さからセカイジュと呼ばれていた。
使用者との関連性
捕食端末は使用者の姿を取る
- 金星の本体の形状に合わせて羽根の端末も形状を変える
「本来、私はそういったモノではないんですけど、そうなっちゃい
ました。皆さんがセカイジュと呼んでいるのは私だったモノの翼で
す。セカイジュの葉……えっと、つまり翼の羽ですね。舞い落ちた羽
は私だったモノのカタチになって落ちていました。もともと、私だっ
たモノはそういう侵略型の生体なんです。この星で広まっている天
使では、ナイです」
- 死後の残留思念がヒトの『天使』という偶像をコピーした
- 思考回路もコピーし、人語を介したコミュニケーションが可能になった。
「私は、皆さんの幻想ですから。私だったモノの身体は死亡したけ
れど、意志らしきものは生きていたみたいなんです。ただ、私だっ
たモノには意志という概念はなかったんです。この星の種は知性を
カタチにするという、とても優れた機能をもっています。私だった
モノが持っていたけど使っていなかった知性は、皆さんをお手本に
してカタチになりました。
私が天使の姿をしているのは、私だったモノの形態にもっとも近
いイメージが天使だったからです。そうなるコトで私は本来なら絶
対に意志疎通ができない皆さんと、同じ思考回路ができるようにな
りました。私は、天使という幻想になるコトで、私になれたんです」
関連項目
天の亡骸の種族分類。
関連タグ
リンク
最終更新:2019年03月13日 00:31