使い魔についての詳細
ヴェラザノ担当の御使い
「予測時刻、0時30分。ヴェラザノはひとりでに自壊した。物質的崩
壊と同時に、形而上的崩壊が始まっていただろう。あらゆるものがかた
ちを保てない。超常の圧力によって崩れていくのだ。
皮肉なことに、人類史上最も強固な橋でさえもが崩壊していった。
……圧壊していった」
空間破壊の超常現象(ディスラプター)
空間さえ破壊する無形の力を、
白きものが放ち続ける呪詛の振動を、
受け止めて。受け止めて。受け止めて。
彼が立っていた。
名もなきAが、立っていた。
白きものは近寄る。こちらへ。
耳障りなまでの高音を発しながら。
黒い半巨人の群れを砕きながら、
白い砂のような脆い塊へと変えながら。
近づく。近づく。忍び寄る。
死を際限なく振りまきながら。
圧壊させていく。
崩壊させていく。
すべて、すべて、打ち崩してしまう。
元ネタ
ディスラプター(Disruptor)
SF小説に存在する架空の兵器。
空間を消滅させる兵器。初出はエドモンド・ハミルトンの作品『スターキング』。
空間内を消滅させるのではなく、空間そのものが消滅するため宇宙が縮み、星規模の震動が発生する。
関連項目
圧の《御使い》の種族分類。
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最終更新:2019年01月13日 03:14