ウリエル(PARADISE LOST)

作品名:PARADISE LOST
使用者:ウリエル、アスト

神座万象シリーズに登場する術技。
天使の使う式の一つ。
周囲の大質量を圧縮して疑似太陽を生成する

+ 詠唱
虚空より、陸空海の透明なる天使たちをここへ呼ばわん
Huc per inane advoco angelos sanctos terrarum aerisque,

この円陣にて我を保護し、暖め、防御したる火を灯せ
marisque et liquidi simul ignis qui me custodiant foveant protegant et defendant in hoc circulo.

幸いなれ、義の天使
Slave Uriel,

大地の全ての生き物は、汝の支配をいと喜びたるものなり
nam tellus et omnia viva regno tuo pergaudent.

さればありとあらゆる災い、我に近付かざるべし   我何処に居れど、聖なる天使に守護される者ゆえに
Non accedet ad me malum cuiuscemodin quoniam angeli sancti custodiunt me ubicumeque sum.

斑の衣を纏う者よ、AGLA――来たれ太陽の統率者

アクセス、マスター

モード“パラダイスロスト”より、ウリエル実行――





術技についての詳細

疑似太陽生成

  • {数億トン分の物体を圧縮して疑似太陽を生成する
    • サイズは直径数十メートルの球体であり、フレアの爆発に等しい火力を放つ。
その瞬間、区画中の瓦礫がアストの頭上に集束した。悠に数億トンを超える
大質量が凝縮して溶解し、僅か直径数十メートルの球体にまで圧縮される。
それは喩えるならまるで太陽──。
事実、その威力はフレアの爆発にも匹敵する。


使用者との関連性

能力によるコピー

  • 魔鏡によるコピー
    • 熾天使クラスになると“式”の圧縮ができず、負荷で肉体が損傷する。
大地が鳴動し、震え出す。これほど高レベルの演算は、式を省略した
り圧縮したり出来ない。
つまり、それだけ桁外れの威力を発揮することを意味しているが、掛
かる負荷に全身が悲鳴をあげ、アストの両腕からは鮮血が迸った。

元ネタ

詠唱
カバラの小五芒星儀式(カバラ十字、五芒星の刻印と神名振動、大天使召喚)のうち、
大天使召喚に使われる詠唱。
Huc per inane advoco angelos sanctos terrarum aerisque, marisque et liquidi simul ignis qui me custodiant foveant protegant et defendant in hoc circulo.
前段の詠唱
Slave Uriel, nam tellus et omnia viva regno tuo pergaudent.
呼び出したウリエルへ語る言葉
Non accedet ad me malum cuiuscemodin quoniam angeli sancti custodiunt me ubicumeque sum.
締めの呪文。

ウリエル(Uriel
新訳聖書には登場しないが、ユダヤ教やカバラにおいて重要な役割を持つ天使。
名前は「神の光」「神の炎」を意味する。
旧約聖書外典『エチオピア語エノク書』『第四エズラ書』、新約聖書外典『ペトロの黙示録』に登場する。
『エチオピア版エノク書』においてグリゴリにより地上に悪徳が蔓延し、大洪水を以て滅ぼすことが定まった際、ノアにそれを告げたという。
また20章ではタルタロスと地上を監視する天使とされている。
タルタロスと世界を見守り、天におけるすべての発光体と地上の運行、気象、自然現象を司る。
エズラ
『エズラ書』において祭祀エズラの問いに答えるために降臨し、問いに答えた。
ミルトンの『失楽園』では太陽の統治者とされている。


関連項目

ウリエルを実行するためのエネルギー。

ウリエルをコピーした能力。


関連タグ


リンク

最終更新:2018年12月21日 03:18