詳細
- 神話においてオルクスを封じ込める柱を固定するための楔
- 神の名を持つ釘は神自身であり、オルクスの能力を百十一分割して分け合った。
- 刻印を持つ者に破壊されると楔も消滅し、刻印の能力とオルクス固有の力が獣へ回帰する。
「神々のうちの百と十一がこのとき地に降り、獣を永遠につなぎとめるため、軸の礎に御
名と御身で釘を打ちました。これらの神々は獣の力のすべてを奪い、分け合ったせいで穢
され、天に戻れぬ身となり、地に留まったとされています」
- 神の血筋である大公家に刻印が顕れる
- 所有者が死亡しても獣に破壊されたのではない限り刻印は破壊されない。
- 更に異形の力を発揮できるようになったのはポイボスの力を発揮した三百年前。
「刻印は、神の血筋の濃いあらわれ。所持者の命が果てても、大公家の血筋を巡り、また
どこかに顕れるはずなのです」
(中略)
「少なくとも三大公家の成立時から存在しました。額と両手に赤痣を持って生まれる男子
は、確認できる限りでは三百年前から説話などで語られております」
「しかし、刻印が発光した、あるいは異形の力を導いた──となると、まったく新しい。
その起源は王国の公式記録にはっきり残っておりました」
- 元々はオルクスの力であった残滓でオルクスの刻印と酷似した能力を持つ
- 逆にオルクスもまた各刻印の能力を部分的に発動できる。
「百十一の堕神たちの力は、みなあの深淵の獣から奪い取ったもの。天上の女神たちとて
同様。たとえば軍神の、冥府を開き死者を率いる力も、もともとは獣のもの」
暴走
- 刻印の暴走により獣化する
- 知性を失い、肉体が膨れ上がり、敵味方問わず襲いかかる。
野獣の咆哮が吹き荒れる。先ほどまで、自失して涎を垂らし、窓際に倒れていたはずの
、紅衣の兵たちだ。みな体躯がふくれあがり、肩や腕の肉が盛り上がり、皺だらけに老化
した皮膚が破れ、赤黒く濡れた新たな体表がのぞいている。両眼は充血し混濁し光を失っ
ているが(以下略)
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最終更新:2018年08月26日 00:38