幽霊(瑠璃色にボケた日常)

作品名:瑠璃色にボケた日常
用語分類:種族分類

瑠璃色にボケた日常に登場する用語。
この世に留められた魂。動物霊の場合は獣霊と呼ぶ。
幽霊を知覚した生者が、霊魂の存在理由を負のものだと考えれば怨霊になり、正のものとすれば守護霊になる
また時には生き霊もこれに該当する。




詳細

来歴

  • 現世へ引き留められた魂が正負の意思を与えられたもの
    • 「この幽霊は良いことをするために留まっている」などの正の意思ならば守護霊になる
    • 「この幽霊は人に害を為すために留まっている」などの負の意思ならば怨霊になる。
    • 死霊の他に生霊も指す。(生邪魔参照)
 死霊とは、死んだ人間の魂が生者に引き留められ、成仏を妨げられた存在のことだ。彼
らが何故この世に留まってしまったのか……それを決めるのは全て生者たちだ。
 恨みや怒りなど「負の意思」を与えられた魂は怨霊に、逆に使命や庇護など「正の意思
」を与えられた魂は守護霊になる。
  • 一度決まった属性を変えるにはそれを超える意思力が必要
    • 凶姫のように怨霊をストックできないのはこの特性によるもの。
「紺野様。霊を守護霊とするには、強い『正の意思』を与える必要があります。それをま
た怨霊に変えるには、その意思を覆すさらに強い『負の意思』が必要となります。守護霊
を怨霊に変える行為は、容易くできるものではありません」

習性

  • 高い霊気に引き寄せられる
    • 霊感にも引き寄せられる。
    • 水辺にも集まりやすい。
「強力な鬼は、低級霊を引き寄せる。朽縄さんの霊気に誘われて、この辺の低級霊が集ま
ってきてるのさ」
 そういえば以前、「霊感がある者には霊が寄ってくる」と言われたことがある。霊とは
霊能者だけではなく、上位霊にも引かれるものか

(中略)

「霊が水場を好むという俗説は本当だ」


強さ

  • 生者から与えられた意思の強さがそのまま強さとなる
    • 生者が付けた存在理由が「明確で強固」であるほど強くなりやすい。
 生者から与えられた意思が霊の存在を確立するなら、霊の強さとはすなわち「どれだけ
明確で強固な意思付けを為されているか」ということになるはず。
  • 与えられた霊気の量によっても強さが変わる
    • 与えられる霊気の量は生存の本人と意思を与えた者の霊感に依る。
『最後に霊気。これは逆に幽霊の持つエネルギーよ。そもそも霊とは霊気の結晶なの。ラ
ップ音やポルターガイストといった現象も、その迸りによるものと考えてもらっていいわ
。生前の本人や、意思を与えた生者の霊感が源になっていて、当然それが濃いほど強力な
霊に……(以下略)』


守護霊

使役される幽霊

  • 基本的に使役者の近くにいる
    • 物理を無効化するが使役者の命令で物理干渉が可能。
すり抜けるとは思うな──翠の言うように、瀬戸川の命令があれば由香子は物理的干渉が
可能なのだ。
  • 複数体持つことができない
    • 人間霊ではなく獣霊だと更に制御が困難になる。
「あと、これも話したと思うけど、守護霊は基本的にいくつも憑けることができないんだ
。二体も持ってる翠は、例外中の例外……しかも制御が難しい、種別の異なる獣霊を同時
に従えるなんて、稀代の才物と言っていい」


獣霊について

動物霊

  • 動物の霊
    • 守護霊ならば定期的に力関係を見せて従わせる必要あり。
      • 力関係を示せない、現役から引退した霊能力者の獣霊は封印され記憶を失う。
「なんで守護霊と戦うんだ?」
「再契約を結ぶためだよ。獣霊というのは長くこき使っていると、たまに言うことを聞か
なくなったりする。生きているペットでも、そういうことがあるだろう?」
「はあ」
「だから、定期的に力関係を示してやらないといけないのさ。『獣筋』三家は毎年一回、
その儀式を年末に行うことにしている。それが晦式だ」



関連項目

怨霊が更に凶悪になったもの。

生霊のこと。

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最終更新:2018年05月11日 22:27