鵺(瑠璃色にボケた日常)

作品名:瑠璃色にボケた日常
使用者:鴫原翠

瑠璃色にボケた日常に登場する術技。
【負統合の儀】のように正の情念で守護霊達を統合する霊能




術技についての詳細

融合

 ということは、瑠璃の《怨団化製作》と同じ現象か。幽鬼が「怨念」の意思の下に六黒
となるように、二匹は「守護」の意思の下、一体の獣霊になったということか。

欠点

  • 発動までに時間がかかる
    • 発動までに誰かに守ってもらう必要がある。
    • 持続時間も短い。
「見ての通り、発動にかなり時間がかかるの。鵺にしていられるのも、一分が限界よ」


鵺について

形容

 長い犬歯を突き出した狼の頭部。肩口に生えた鷹の光翼。獣毛と羽毛が混在した胴体か
ら、炎と光を同時に放っている。地面を掴む四肢は、前足が狼、後ろ足が鷹の鉤爪……二
匹の鳥獣がそれぞれの特徴を主張するように奇怪に一体化した姿だった。

(中略)

 怪物の尻尾が、巨大な真鯉の尾ビレに変わる。狼の顔から一対の長い髭が伸び、背中に
鋭利な背ビレが現れる。陸水空の動物がミックスされたその姿は、もはや何の獣霊なのか
識別不可能だった。

戦闘能力

  • 最上位の幽鬼を圧倒する
    • 凄まじい硬度を誇る朽縄の鱗を切り刻む。
      • 最後は隕石のように空中から落下し、クレーターを作って消滅させた。
 突然、鵺が無音の咆哮を発した。声が生んだ鎌鼬のごとき霊気の刃が、動きかけた朽縄
の全身を無数に切り刻む。


元ネタ


日本の妖怪。表記は鵺、鵼、恠鳥、夜鳥、奴延鳥など。
平安後期には鵺と名づけられたが古事記の時代から「夜に鳴く不吉な鳥」の伝承は存在し、またその姿は資料によって異なる。
『平家物語』では源頼光の子孫である源頼政が猪早太を随えて鵺を討ち取り朝廷から獅子王という名刀を下賜された。
討たれた鵺の後もまた良馬「木下」に転生したり、葬られたりと諸説ある。


関連項目

融合した守護霊。

関連タグ


リンク

最終更新:2019年03月13日 00:15