生邪魔

いちじゃま
作品名:瑠璃色にボケた日常
用語分類:種族分類

瑠璃色にボケた日常に登場する用語。
幽霊の一種で生き霊のこと。
生きている者が自身の強い念で幽霊となった者
生邪魔屋と呼ばれる霊導師は意識を失っている者であれば生邪魔にして使役できる。




詳細

概要

  • 自らの情念で幽霊になったもの
    • 生霊となった本人が生きていて意識を失っている必要がある。
「生霊ってのは、存在理由を自ら確立させている霊なんだ。死霊のようにわざわざ他人か
ら与えられなくても、彼らは霊たる理由をすでに持っているのさ」

強さ

  • 生邪魔となった本人の意志の強さ次第
    • 他人の意思によって左右される普通の幽霊よりは強い。
「霊の強さとは、与えられた意思の強さに比例する。ならば自分自身の強い意思によって
霊となっている生邪魔が強力なのは、当たり前の帰結……(以下略)」
  • 死にかけている負の情念ほど強い
    • 意識がないだけの人から作ったのならば弱い。
      • しかし、弱くても量が取れる。
「確かにあれだけの生邪魔は、私も想定外でした。とはいえ、単に意識のないだけの状態
で魂を抜いても、上級の生邪魔にはなりません。限りなく死に近い状態にある、負情念の
強い魂ほど、強力な生邪魔となるのです。(以下略)」
  • 使役者が解放しない限り滅びない
    • 使役者がいる限り肉体の戻れないことを意味する。
    • 倒されると実体を失って霊気となって漂い、人型へ戻るには一日かかる。
「倒された生邪魔はどうなるんだ? 生霊だから、成仏するわけじゃないんだろ?」
「実体を保てなくなり、霊気となって宙を漂っています。兄に捕らわれている限り肉体へ
戻ることはできませんが、再び人型を成すには一両日を要するかと」

戦闘能力

  • 人間の致命傷で死なない
    • 急所ではなく一定以上の損壊によって実体を失う。
 普通の人間ならば確実に致命傷だろう一撃に、久米が前後左右に傾く。倒れることなく
体勢を持ち直した彼女を尻目に、その半透明の鷹は階段方向へと飛び去っていった。
  • 見た目が人間と同じ
    • 足元が透過していない。
    • 《空礫》が使える。
    • 守護霊のように物理干渉し、人間の肉体を千切るほどのパワーを持つ。
 それに体が透過していない。これまで孝巳が見てきた霊は、人間も動物も一様に足がな
く体が透けていた。


元ネタ

生邪魔
イチジャマ。沖縄県での生霊の総称。
相手の事を妬み嫉み羨み恨みで生霊となって呪う呪術あるいはその呪術師のこと。


関連項目

生邪魔の種族大分類。

生邪魔を武器化する霊能。

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最終更新:2018年05月09日 00:17