六黒

作品名:瑠璃色にボケた日常
使用者:有働瑠璃(六黒)、美濃部春喜(十黒)

瑠璃色にボケた日常に登場する存在。
【負統合の儀】によって幽鬼六体が統合されたもの
幽鬼の持つ霊力消去の瘴気の他に《空礫》の長距離波動砲版を持つ。
※くわしくは《空礫》の項目参照。




存在についての詳細

来歴

  • 関西の戦場跡にいた落武者の幽鬼六体を材料にしている
    • 有働瑠璃の父親を死なせた六体。
「場所は関西のどこだったかな? 戦場跡として心霊スポットになっていて、討ち死にし
た落ち武者が幽鬼になっていた。六体だ」

形容

  • 人の三倍はある黒い骸骨
    • 角が生え、腕が四本ある。
 突き上げる強烈な吐き気に、思わず口を押さえる。腹に力を入れなければ今にも昏倒し
てしまいそうだった。
 ──瘴気が、人型を形作っていた。
 空洞の眼窩に、痩けた頬、歯列はボロボロに朽ち、髪が一本もない頭部からは瘤のよう
な角が二本突き出ている。その下には大腿部ほどまでの剥き出しの骨体があり、肩口から
はそれぞれ二本ずつ、計四本の長い腕が生えていた。
 人間の大きさの三倍はある、それは巨大な異形の骸骨だった。
  • 全力だと更に部位が増える
    • 元々六体の幽鬼の融合体なので六体分の角と腕がある。
    • 肋骨が多層化して鎧と化す。
 頭の二つの角が六本に。四つの腕が十二本に。無数の肋骨が多層に重なり、重厚な鎧と
化している。──異形の巨大骸骨は、さらなる異形となって朽縄に対峙していた。


十黒

形容

  • 不完全な統合をした姿
    • 一体化することはなく頭蓋骨と腕が怨霊の数だけある。
 まず、頭の数がやけに多い。正面の頭以外にも、よく見れば後方にいくつもの頭蓋骨が
稠密している。腕も同じだ。こちらに至っては数えることも不可能なほど、両肩から脇下
にかけて百足の如くウジャウジャと生え出している。剥き出しの肋骨は四方八方にそそり
立ち、すでに骨格の役割を果たしていない有り様だった。


使用者との関連性

美濃部春喜

  • 【負統合の儀】が上手くいっていない
    • 制御できず、取り憑かれているだけなので全体がドロドロに溶け崩れている。
 無数の頭蓋骨が眼下の少女を見る。その巨躯はいつもと異なり、全体が蝋のようにドロ
ドロと溶け流れていた。暴走しているためか、統合が上手くできていないようだ。


元ネタ


むくろ。死体のこと。


関連項目

六黒の種族分類。

落武者六体を統合させた霊能。

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最終更新:2019年01月07日 14:27