《魔女の遺産》

ウィッチクラフト
作品名:蒼柩のラピスラズリ
用語分類:道具分類、武器分類、種族分類

蒼柩のラピスラズリに登場する用語。
魔女が血を与えて特殊な能力を発現させた九十九のアンティークのこと




詳細

来歴

  • 魔女の血が与えられた九十九のアンティークたち
    • 血から魔力を得て特殊な能力と自律を獲得している。
 ひどく現実離れした御伽噺だが、その魔女は自分が蒐集していたアンティークに魔術を
かけるために、自らの血を分け与えた。
 その数、実に九十九。
 そして魔女の死後──彼女の血を分け与えられたことで魔力が宿ったアンティークたち
は、《魔女の遺産》と呼ばれ、この街のあちこちで奇怪な事件を起こしている。
  • 舞台である音原市内から出ることができない
    • 魔女が《蒼柩》を中心とした結界により出せない。
「落ち着いて、冬夜くん。今から色々説明するから。まず、ウィッチクラフトはこの音原
市から出ることができないんだ。魔女が生前に張った結界のおかげで」
「結界って……要は、ウィッチクラフトを街の外に逃がさないようにしたのか?」

遺産No.

  • 与えられた魔女の血液(=魔力)が多いほど順位が高い
    • 上位9個は《Ⅸ》(ノウェム)と呼ばれ複数の能力を持つ。
「遺産No.っていうのは、九十九のウィッチクラフトがすべて揃ったときに魔女がそれ
ぞれに与えた数字のこと。能力はどうあれ数字が若いほどたくさんの血液が使われていて、
その分多くの魔力が込められている。いわば、序列みたいなものかな」

精神呪縛

  • 使用者に力を与える反面、かつての使用者の残留思念に侵される
    • うまく同調出来れば更なる能力が解放されるが失敗するば廃人。
      • 失敗しても別のウィッチクラフトの精神呪縛をぶつけて相殺することも可能。
「そう。第二段階になったら、ウィッチクラフトの意志が所有者の精神に何らかの影響を
与えるかもしれない」
「じゃあ、第三段階っていうのは……」
「いわゆる、暴走ね。自分の精神を完全にウィッチクラフトに支配されて、制御できなく
なる。それに、第三段階が長く続いたら……最悪の場合、所有者は廃人になっちゃう可能
性だってあるの」

段階 症状
第一段階 《蒼柩》なしで道具形態のウィッチクラフトの声が聞こえる
第二段階 ウィッチクラフトの意思が使用者に影響を与える
第三段階 ウィッチクラフトに洗脳され時間経過と共に廃人
声が性別に関係なくウィッチクラフトの残留思念の声になる

身体能力強化

  • 戦闘用のウィッチクラフトならば使用者の身体能力を上昇させる
    • ただし使用者の肉体の限界があるため強化は上限の三割になるように設定されている。
「せっかくだから教えてあげるよ。冬夜くんも戦闘用のウィッチクラフトが所有者の身体
をある程度強化することは知ってるでしょ? そのおかげで、所有者は常人よりも優れた
治癒能力や運動能力を手に入れることができる。要は、瞬転もそれと同じなんだ」

(中略)

「これは辻峰家に魔女が遺した文献に書かれていたことなんだけど、戦闘用ウィッチクラ
フトは所有者に強化の力を三割程度しか引き出せないようにリミッターがかけられている
の。なぜかと言うと、それ以上引き出したら反動で所有者の身体が壊れちゃうから」


元ネタ

ウィッチクラフト(witchcraft
魔女の魔術(呪術)、呪い、占術、薬草の調合や生薬の技術など、魔女と関連付けられる
知識・技術・信仰の集合を指す。魔女術ともいう。


関連項目

作中のウィッチクラフト

番外 《血核》(ハートレス)、《遺灰人形》(ウィッチドール)
No.1《蒼柩》(ラピスラズリ)
No.2《紅柩》(ビジョンブラッド)
No.4《魔狼》(フェンリル)
No.6《夜魔》(ヴァンパイア)
No.7《剣舞士の首飾り》(ソードダンサー)
No.8《四銃奏》(カルテット)
No.9《月華氷刃》(ダイアモンドエッジ)
No.10《舞姫》(テレプシコーラ)
No.11《蜃気楼》(ミラージュ)
No.12《屍操書》(ミッドナイトヘブン)
No.13《白兎》(ホワイトラビット)
No.15《黒獣》(バンダースナッチ)
No.21《封殺拘束》(ジャッジメント)
No.38《鏡猫》ストレンジキャット
No.42《箱庭庭園》(ストロベリーガーデン)
No.56《夜行協奏曲》(ラストナンバー)
No.77《魔女の手記》(ウィッチノート)
No.79《影絵》(ハイドアンドシーク)

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最終更新:2018年04月14日 14:38