武器についての詳細
来歴
那月の声に驚きが滲んだ。彼女が武器として操る銀鎖は、〝天部〟と呼ばれる古代超人類の
遺産。
虚空から現れ拘束する鎖
その瞬間、彼女の周囲の空間が、ゆらりと波紋のように揺れた。そして何もない虚空から、
銀色の鎖が矢のように撃ち放たれ、空中を舞う"仮面憑き"二体を搦め捕る。
強度
- 同じ神気を纏うものでなければ破壊できない
- 例外的に空間切断など鎖に直接作用しないものなら破壊可能。
- 神に対抗できる聖殲でも弾くことが可能。
- この特性を利用して数百トンの建造物ですら空中で支えられる。
だが、三十度ばかり傾いたところで鉄塔の落下は突然停まった。前触れもなく地面から伸び
てきた無数の鎖が、鉄塔に絡みついて倒壊を防いだのだ。
(中略)
間違いなく那月の仕業だろう。しかしさすがの彼女も、重量数百トンの鉄塔を
支えながら"仮面憑き"の相手をする余裕はないらしい。
使用者との関連性
虚空からの出現
- 空間操作の魔女の道具
- 空間から出現したのは恐らく使用者の空間操作によるものと思われる。
元ネタ
レージング(Læðingr)
北欧神話に登場する道具。名前は「革のいましめ」を意味する。
神々がフェンリルを拘束するために用意した三つの拘束具のうちの一つ。
神々が最初に用意した鉄鎖。フェンリルに容易く引きちぎられた。
関連項目
使用者の使う別の神具。
関連タグ
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最終更新:2021年07月31日 11:17