ストライク・ザ・ブラッドに登場する存在。
眷獣のひとつ。
肉体が振動の塊でできている馬。
二本の角を音叉のように共鳴させて
高周波振動を起こす能力を持つ。
存在についての詳細
形容
緋色の双角獣が咆吼した。
陽炎のような姿のその眷獣は、肉体そのものが凄まじい振動の塊だ。
高周波振動
- 二本の角が共鳴して振動波を生む
- 岩を砕き、金属すら破裂させる。
- 大気振動、超音波、高熱等の現象を引き起こす。
頭部に突き出した二本の角が、音叉のように共鳴して凶悪な高周波振動を撒き散らす。その
振動は岩を粉砕し、金属を引き裂く。
暴風形成
- 振動波で大気を竜巻を形成する
- 空気は圧縮されて数千度となり、攻撃対象と周囲を焼く。
見えない壁の正体は衝撃波。地鳴りのような振動が屋上のコンクリートに亀裂を走らせ、
大気のうねりが暴風となって古城を取り囲む。
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全力解放 |
実体化を保てなくなった双角獣は、巨大な振動と暴風の塊に変わった。それは荒れ狂う無数
の竜巻と化して、周囲の大気を攪拌していく。
(中略)
まさに天災そのもの──あるいは、それ以上の災厄だ。
絨毯爆撃のような圧倒的な破壊。山の稜線が削られ、岩肌は崩落し、周囲の地形が見る間
に変わっていく。
都市ひとつに匹敵する広大な面積が、暴風に抉られ掘り起こされていた。山奥の無人地帯で
なければ、数万人規模の犠牲者が出ていたはずだ。
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守護
その瞬間、己の体内に起きた変化を自覚して、古城の全身が総毛だった。巨大な魔力の覚醒
の予感に、全身の血液が沸騰するような気配を覚える。古城の自己防衛本能に反応して、眠っ
ていた眷獣が目覚めようとしているのだ。いまだに制御できないでいる新たな眷獣が──
使用者との関連性
自動防御
- 眷獣を召喚していなければ、使用者から振動波が発生する
突きこんだはずの剣を弾かれて、紗矢華が表情を凍らせた。古城を中心に発生した見えない
壁が、彼女の攻撃を撥ね飛ばしたのだ。
部分展開
本来の姿は、全長十数メートルにも達する巨大な双角獣だが、その魔力だけを抽出して、高
密度の衝撃波の弾丸として撃ち放つ。理屈の上では可能なはずだが、上手くいくかどうかはや
ってみなければわからない。
元ネタ
アルナスル(Alnasl)
射手座γ星のこと。
アラビア語で「矢じり」を意味するal-naşlに由来するとされている。
ミニウム(ラテン語:minium)
ラテン語で「鉛丹」を意味する語。
鉛丹は四酸化三鉛、別名「光明丹」ともいい古代ローマでは赤い顔料として使用されていた。
日本の平安時代だと建築物の柱などに塗る朱色の絵具として使用される。
関連項目
双角の深緋の種族分類。
関連タグ
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最終更新:2019年12月01日 14:30