詳細
地上ニューヨークを襲った現象数式体
- 現象数式実験で誕生した6体の現象数式体
- 各地区で殺戮を行った後に融合して歪の《御使い》となって生死問わず生存者を呑み込んだ。
「そして、予想時刻1時0分。
セントラルパークの現象数式体は他地区の5体との融合を始めた。融
合し、巨大な白きものとなった。それはニューヨーク全土を覆い尽くし、
生き残った人々をも呑み込んで、すべては消えた。あらゆる命が都市か
ら消え失せて、現象数式体ごと、地下へと消えた」
地下世界の殺戮機構
- 《大消失》から現在に至るまで地下世界の住人を殺し続けたもの
白きものが狙うのは、
本来、地下世界に暮らす人々だけだ。
逃れることはできない。
逃れることは叶わない。
既に、繰り返されてきたことだから。
- 300万人のメモリーを繋ぎ止める全員の共通にして最大の思い出
- 地下世界を留めるために最大の思い出である『死』がかたちとなったもの。
『ただそれだけではつまらない。
だから、人々の最大の思い出を』
『死を、かたちとして、
7つの現象数式体を配置もしたが』
《御使い》 |
担当地区 |
体長(フィート=約0.3メートル) |
特徴 |
圧の《御使い》 |
ヴェラザノ |
20超 |
白い輪に巨大な両翼。周囲に白い翼が舞う。 |
炎の《御使い》 |
ブロンクス |
15超 |
燭台風の白い輪。 |
風の《御使い》 |
ロングアイランド |
20超 |
薄いボディで引き連れている無音の竜巻ではためいている。 |
影の《御使い》 |
ザ・ウォール |
数百フィートを超す |
影の集合と共に現れる |
刃の《御使い》 |
ブロードウェイ |
30超 |
体は刃で構成されている。 |
水の《御使い》 |
セントラルパーク |
15超 |
水分出構成された粘塊の蛇。 |
歪の《御使い》 |
トレヴァー・タワー |
100超 |
全ての《御使い》が融合した最大の天使。四対八枚の翼を持つ |
戦闘能力
基本性能
物理無効
あらゆる銃を弾き、
あらゆる砲を弾き、
あれは、およそ傷つくことがない。
恐慌
あんなにも強いミリアが動けずに、
氷のように、鉄のように、凍り付いて。
- 物質と精神に作用する呪詛の声
- クリッター・ボイスと同様のものと思われる。
- 物体を砕く。
- 戦闘経験のある人すら精神を凍らせて動けなくする。
白きものが吼え狂う。
蠢き、鋼の車体を吹き飛ばして。
それは恐るべき怨嗟の咆哮。
それは恐るべき呪詛の咆哮。
周囲の人々の思考と意志を凍らせる。
(中略)
それが冷酷な運命でも。
それが絶対の法則でも。
赫瞳の、彼の意志を凍らせることはない。
元ネタ
天使(英:angel)
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に登場する神秘的存在。
天使は人間より先に作られたものとされ、またイスラム教においては天使は光より創造されたと考えられている。また神のように全知の存在ではないとも。
旧約・新約聖書の双方で天使は神託を告げ、人間の歩む道全てにおいて彼らを守護せよという役目を神より命じられている。
また黙示録では世界規模の災厄の訪れを告げるトランぺッター、悪魔と戦い兵士としても現れる。
天使はよく有翼で子供、ないし優し気な男女として描かれることがおおいが、聖書には翼に関する記述は特になく、マルコによる福音書12:25から無性であることも判明している。
これはルネサンス期にローマ神話のクピドのイメージが混合したものと考えられている。
英語のangelはギリシャ語で「伝令」「御使い」を意味するアンゲロス(angelos)を語源とする。
古代ギリシャ・ローマにおいてはアンゲロスは人間の伝令か神秘的存在からの伝令の両方の意味を持っていた。
また、ペルシャ語で密使を意味するアンガロスやサンスクリット語で神霊を意味するアンギラスも語源とされている。
ユダヤ教において天使はマルアハと呼ばれ、イスラム教ではマラクと呼ばれる。
関連項目
《御使い》を顕現させる術技分類。
《御使い》は第一現象数式実験で顕現した。
if世界である
灰塵のカルシェールに登場するエジソンの使い魔。
《御使い》とは違い、人間と機械をベースに誕生する。
作中の《御使い》
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最終更新:2019年01月12日 16:36