穢跡金剛禁百変法

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作品名:相州戦神館學園 八命陣
使用者:柊 聖十郎、幽雫 宗冬

相州戦神館學園シリーズに登場する能力。
邯鄲法における五常楽の破段および急段
破段では接近するもの総てを羽毛の如く軽量化させる能力
急段では相手にとって破滅の事象を再現する

+ 詠唱
さどうたいぎゃくえんみのかしり
左 道 大 逆 魘 魅 蟲

急段・顕象――

えしゃくこんごうきんひゃっぺんほう
穢 跡 金 剛 禁 百 変 法





能力についての詳細

重要度(重み)を具現する

  • 己の心象における重度を再現する
    • どうでもいい存在ならば軽くする。
    • この上なく重い絶望ならば、〝そうなるように〟再現する。
 彼女への愛情以外は羽毛の如く——その絶対を凌駕しかねない怨念が、聖十郎に
獲られていたときは失っていたが、相手にとっての絶望として具現する。


破段

軽量化

  • 接近するもの総てを無差別に軽くする
    • 軽量化されたもの、運動エネルギーは物理法則により皆無となる。
      • 運動エネルギーの強さ(1/2×質量×速度の2乗)の質量が限りなく0に近づくため。
 接近するものを問答無用で軽くする。それが幽雫宗冬の破段である。
 嵌まる条件は相対距離が短くなるだけという利便性。


急段

凶事具現化

  • 相手にとって最悪の事態を具現化する
    • 物理的な制約は無視され、精神や主義も無理矢理変えられる。
 用いられないはずの左腕と呼応したが最後、静かなる魔腕は相手の思い描く最低最
悪の重さと化して、破滅の事象を押し付ける。

発動条件

  • 両者が使用者の左手に重きを感じる
    • 相手は使用者が左手を使えば己を破滅させる可能性を感じ取る。
    • 使用者は過去に仲間を殺し尽くした利き手の罪深さと絶望を感じ取る。
 そのとき、両者の間で合意が成されることとなるのだ。
 左は最大の絶望と化す。


使用者との関連性

能力の基となった祈り

  • 捧げる愛以外の総てがどうでもいい
    • 死の恐怖や強大な敵よりも愛の方が重要であることが軽量化能力の基となっている。
      • 柊聖十郎は自己愛、幽雫宗冬は辰宮百合香への愛。

使用者のトラウマ

  • 辰宮百合香以外で使用者が唯一感じる重さ
    • 過去に強制的に仲間と殺し合う状況に陥り、仲間を鏖殺したトラウマから生じるトラウマ。
      • 常日頃から左手を使うことを封印し、使えば破滅が再現される。
 これは絶対の咎、罪穢。そして死ぬまで負い続けるべき我が悪夢。
 仲間を鏖殺した過去は唯一無二の重量と化し、今もこの手に乗っているのだ。


元ネタ

左道大逆魘魅蟲
左道は邪道、妖術。大逆は国家、天皇への反逆。魘魅蟲は呪うことを意味する。
日本では長屋王の変という長屋王殺害(謀殺とされる)事件において長屋王にかけられた嫌疑。
長屋王が左道にて大逆を行おうとしていると密告があり、それをうけて
藤原宇合らの率いる六衛府の軍勢が長屋王の邸宅を包囲し、結果として長屋王を死に追いやった。
王の謀殺に成功した藤原四兄弟は藤原四子政権を樹立するも、天然痘により4人とも死没してしまった。
王を自殺に追い込んだ祟りではないかと噂されたという。

穢積金剛法禁百変法
穢積金剛とは烏枢沙摩明王の別名。
穢積金剛法禁百変法とは烏枢沙摩明王のご利益を得る手印や符で
災厄、怨念、穢れ、鬼病を祓って己を助ける術式を纏めた書物。


関連項目

穢跡金剛禁百変法の能力分類。

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最終更新:1970年01月01日 09:00