「大魔王」という呼称は、時代の経過とともに、抗う憎むべき存在を意味する言葉から、魔族の真の王を示す言葉「天魔王」へと変わっていった。
そもそも
ネバーランド大陸では、「天魔王」といえば
ジャネスを表す言葉であった。
しかし
三勇者シフォンによってジャネスが葬り去られた後は、「天魔王」という言葉について様々な解釈が生まれてきている。
ジャネスを崇拝しているものにとって、ジャネスとは唯一無比の存在であり、それに代わる存在はないのである。
一方でジャネスの子息である「
ヒロ」や「
ジャドウ」を新たなる王に迎えんとする者からは「新たなる天魔王」「新たなる魔王」という言葉を耳にする。
天魔王は世界を手にする事が可能だった人物の事を指し、現時点では第三の天魔王まで存在する。
「ネバーランド論」、神話の’天魔王ジャネスと天魔王崇拝’より
天魔王ジャネス
天魔王ヴァ=アルドゥク
超先史文明が隆盛した時期、世界の破滅を危惧した大いなる意志により生み出されたのがヴァ=アルドゥクである。
破壊と再生を司り、崩壊していく世界を完全に破壊し、新たなる世界を創造する。
ネクストや
ヘルガイアと似ているが、ネクストとヘルガイアが自然のバランスを取ることを目的としているのに対し、ヴァ=アルドゥクは世界を破壊し、新たな世界を創ることを目的とした存在ということである。
世界の危機に際して現れるということでは同じだが、ヴァ=アルドゥクが出現したときには確実に世界が滅びるということになると言える。
本来は超先史文明の時期に目覚める予定ではなく、早く生まれ出でてしまったヴァ=アルドゥクは本来の力を持たず、超先史文明の者たちの手により封印されている。
このとき、石碑に書かれてあったように、何者からの啓示を受けたのは確かであるが、それが誰なのかは謎のままである。
天魔王マドゥルー
未開の大陸ゼダンを支配せんと動いたが、人間によって封じられてしまう。
その意志は黒い恐怖となって今も世界をさ迷い続けている。
最終更新:2013年11月01日 23:35