『僕は大魔王を倒した。だが世界に平和は訪れなかった。
僕は間違っていたのか……?』
三勇者の一人である人間。
大魔王
ジャネスを倒した人物として非常に有名。
その一方、成長するにつれてモンスターの声を聞くことができなくなり、995年、シフォンは最後に残っていた仲間のヒヨコ虫に別れを告げる。
この年、
ラーデゥイに出会い弟子入りし、同じくラーデゥイに弟子入りしていた
クリスと
ランジェにも出会っている。
996年、ラーデゥイをはじめとした人間勢力が魔族に対し戦いを挑む。
この戦争において、シフォンはクリス・ランジェとともに
ネウガードの魔王城を強襲し、大魔王ジャネスを討ち取った。
しかし天魔剣はジャネスに奪われ、
冥界へと持ち去られる。
この時、ジャネスの娘の
五魔将・
プラーナも死亡している。
城にはもう1人の娘の
ヒロもいたが、シフォンは彼女は倒さずに帰還。
ラーデゥイとともに平和宣言を出した。
ところがシフォンたちの「大魔王を倒せば平和が訪れる」という考えとは裏腹に、大魔王の支配から脱した人間勢力は次々と独立を宣言。
時を同じくして旧魔族勢力、新生魔族勢力、その他の種族が次々と動き出し、各自の思惑で戦争を開始する。(
第一次ネバーランド大戦)
理想とした平和とは真逆の結果にシフォンはショックを受けながらも、ラーデゥイが結成した
義軍イプシロイアに参加し、人間も相手にしつつ戦争を終わらせようとする。(
スペクトラルフォース1&2)
998年にラーデゥイが義軍イプシロイアを出奔した後は義軍イプシロイアの盟主を務めた。(愛しき邪悪、メイマイ)
余談だが、当時のシフォンの実力はそこまで高いものではなく、「剣の腕前はかなりのものではあるが、勇者としては並」で、魔王を討ち取れたのも天魔剣の影響が大である。
ゆえに「大魔王を倒した勇者」という評判によって実力以上の期待を寄せられ、かなりプレッシャーを感じていたようだ。
しかし大戦末期、再び活躍の機会が訪れる。
魔王軍の新たな大魔王・
ジャドウと、ジャドウの妹で
ムロマチ軍に所属する
ヒロとの決戦の最中、シフォンは隙をついてジャドウを背後から突き刺し、致命傷を与える。
ジャドウはヒロによって冥界に送られ、ジャドウを失った魔王軍はムロマチ軍に敗北した。
この行為についてシフォンを卑怯者と呼ぶ者もいたが、この事がムロマチの
ネバーランド大陸統一とその後の秩序回復に大きく貢献したことは事実であり、「勇者」と呼ばれた者として最低限の責任は果たしたと言えるだろう。
結果的にシフォンは大魔王2人を倒したわけだが、大戦後は隠遁生活に入り、歴史の表舞台から姿を消した。
第二次ネバーランド大戦中は全く動きを見せていない。
とはいえ子供はできており、1036年、シフォンの子供夫婦が
ソードマスター・
クライス(皇帝
ソルティの暗殺犯)を襲撃し、彼の所持していた天魔剣を強奪。
夫婦はこの時に受けた傷が元で他界してしまう。
シフォンは孫の
ミュウと天魔剣をラーデゥイに預けた。
(この事件については情報が乏しく、天魔剣強奪にシフォンが関わっていたのかどうか、彼が何を考えてミュウと天魔剣をラーデゥイに預けたのか等は不明である)
なおも隠居生活を続けていたシフォンだが、1054年、
サンライオで暮らしていたところを
新生シンバ帝国によって担ぎ出され、初代皇帝として即位する。
皇帝とはいってもだけの名前だけの傀儡であり、実際には何もしていないが、彼の名前には依然それなりの価値があったと思われる。
新生シンバ帝国はネバーランド皇国軍、
ローゼス解放軍などと戦闘を交えるが、1060年のフォンティノアの戦いでローゼス解放軍大敗したことにより劣勢になり、大元帥
アウル・ファルオンと元帥
アンクロワイヤーの間で今後の方針を巡っていさかいが生じる。
これによりアンクロワイヤーは帝国を脱出し、独断でネバーランド皇国と休戦協定を結ぶ。
アウル・ファルオンはこれに憤り、迫りくるアンクロワイヤーとネバーランド皇国軍・ローゼス解放軍を迎撃しようとするが敗退。
休戦が成ったことを知ったアウルは錯乱し、シフォンを斬殺してしまう。
大勢に関係ないところでの無意味な死であった。
なお、師匠のラーデゥイはアンクロワイヤーの帝国脱出に協力して戦死している。
初登場作品
初登場はスペクトラルフォースとされているが、それ以前のIF作品である
スペクトラルタワー(ゲーム)の主人公の1人でもあり、プレイヤーキャラの外見上のモチーフでもある。
登場作品
初代と同じく、義軍イプシロイア所属の武将。
ラーデゥイの出奔により義軍イプシロイアの盟主に。
敵として登場。
主人公。
KOCモードのみ。正史ではない。
必殺技
関連キャラ
最終更新:2014年07月07日 08:40