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ダンゲロスホーリーランド4 ~Battle Cinderella~ ライク・ア・カレーのゲーム日記(6)


~~これまでのあらすじ~~


第1ターン行動提出内容「リスクを極小に、リターンを極大に」
第2ターン行動提出内容「リスクを極小に、リターンを極大に」
第3ターン行動提出内容「リスクマネジメントは無し、リターンを極大に」
第4ターン行動提出内容「目立ったリスクは無し、目立ったリターンも無し」
第5ターン行動提出内容「目立ったリスクは無し、目立ったリターンも無し」

そして……


■■■


~~今回のあらすじ~~


第六ターン行動提出内容「リスクを極大に、リターンは……特に無し!」

「――さて、言い訳を聞きましょうか」
「待ってくれ。その剣をしまってくれないか」
「前回の反省会で、あからさまに不穏な発言をしていた理由がこれだったのですね」
「勝てたのだから良かったじゃないか!」
「結果的にはそうですが、しかしリターンをわざわざ捨ててまで」
「まあ聞いてくれないか。事前にイラスト・SSスレの >>259 ツールを使ってしっかりと勝率は調べてあったんだ」
「――聞きましょう」
「ちゃんと勝算はあったんだよ。実際のところ、模擬戦でもちゃんと君が4勝も勝ち星をあげたさ」
「――10戦中、ですか?」
「………………25戦中(ボソリ)」
「では」
「待った待った週刊少年ジャンプで絶賛連載中のワールドトリガーのメガネ君よりはちゃんと勝つ見込みがギニャー!!」

ホーリーランド4応援と漫画のダブルステマ。


□□□


白い壁、白い天井、白い机に白い蛍光灯。

「その上、白い包帯……なんてシャレにならない状態にならなくて本当に良かったよ」
「ゲーム世界内では『私自身が考えてとった行動』ですからね。少し大目に見て加減しておきました」

いつもの部屋で、いつもの軽口。
冒頭から死ぬかと思った私だが、まあラ・ピュセルの剣は本人が非力なだけに超軽量の武器。
叩かれたくらいなら『イタイ!』で済むからこうして無事な訳だ。

「どちらにせよ、後半のここまで来て――私にも貴方の狙いは分かってきました」
「行動提出のかい?」
「三回目の反省会で仰られていましたね、『第1~8ターンの行動提出に一本の意味は持たせる』と」
「ああ、言ったね。……あれからもう結構な時間が経ったものだね」
「行動提出内容を戦術的なものから刹那的なものへ。流れで見るとそうやって変遷させているのですね」
「うん、正解。その通りだ。ガチガチの戦術から、ノリ重視の行動へ。
 特に今回のターンは終盤を前に、初のリターンよりリスクが大きくなるターニングポイントだったからね。
 アイテムを使ってまでリターンを削り、インパクトの演出も加えての行動提出になった訳だよ」
「3ターンに一回、行動提出内容を切り替えているようにも見えますが、
 この6ターン目にそのポイントを持ってきた理由はあるのですか」
「前回のホーリーランド3を鑑みれば、おそらく次ターンにラスボス登場だろうとヤマを張れたからね。
 それまでに行動提出を完全パーティームード仕様にしておこうってね」

残すところも数えるばかり。
長く楽しませてくれたこのゲームもゴール地点が見えてきた。
一ヶ月以上に渡って付き合ってきた私とラ・ピュセルだ。こうして大会を振り返る話にも熱が籠ろうというもの。

「行動提出の仕様が変わっていくのは――私の心情の変遷に重ねあわせての演出、ですね」
「そうだね。せっかくの長期ゲームだからとストーリー仕立てのキャラクターを作ったんだ。
 それなら、応援SSや行動提出SSの中でストーリーを展開するのではなくて、ゲームシステムに直接関わる、
 行動提出内容でもそのストーリーを演出したかったからね。まあ、そういう試みだ」
「メタ視点を持たない、ゲーム内での私は、確かに周囲の影響でその心情を変化させていますからね」

だから、

「ただ、当初の予定では君の心情変化にメインで関わるのが『その名はラ・ピュセル』登場人物の岸君だったのだけれど、
 運命の巡りあわせでトラロック選手がその役を全部引き受けてくれたものだから……あっちの進行が……いやあ……」
「二章から進んでいませんね」
「ちゃんと完遂する予定だよ!?
 そう、メノウさんの製作者様。暖かいお言葉をありがとうございました。励みになっております」

色々な不安もあるけれど、

「あら――お湯が沸いたようですよ」
「ナイスタイミングだ電子ケトル。それじゃあインスタントだがコーヒーを淹れて――」

一ヶ月の積み重ねを明日に繋ぎ――――第6ターンの反省会、開催。





■■■ ダンゲロスホーリーランド4 ~Battle Cinderella~ ライク・ア・カレーのゲーム日記(6) ■■■





「いやいやしかし、もういよいよ終盤戦に入ったんだねえ……」
「長い戦いも、そろそろ幕引きですか」
「色々あったし、トラロック選手や鏑木選手との関わりもあったし、この反省会でも色々と言ったね」
「私というキャラクターの作成舞台裏など、ですね」
「そうだったね。ううん、思えば、行動提出に通した一本筋を今回語ってしまった以上、
 これで君の作成裏話はとうとう全て語ってしまった事になるのかな。これで君の体組成は完全公開という訳だ」
「変な表現を使いますね。――ああ、いえ。まだ聞いていない事がありますよ」
「うん? 何かな?」
「キャラクターの顔と言える、私の名前の由来をまだ聞いていませんが」
「ああ、『ラ・ピュセル』」
「はい」
「そういえばそうだったね」
「まさか意味無く、などという事はありませんよね」
「もちろん意味はあるさ」
「では」
「だけど……そうだね。その理由は8回目の反省会にとっておこうかな」
「もったいぶる内容なのですか」
「タイミングが意味を持つ理由、とだけ言っておこうかな」
「はあ」

思い返せば、日記と名乗ってキャラクターメイキングからゲームプレイスタイルまで、書き連ねてきたこのゲーム日記。
これを書くのも残るは二回。今回を入れても三回きり。感慨深い、とでも言うのかな。
話せるだけの事は話した、この前口上。最後のネタは最後にとっておいて、では、

「今回の前口上はこのくらいにして、そろそろマッチングから見ていこうか」

反省会、今度こそ開始。





○マッチング

「それでは」
「スキル無効化アイテムを装備して、単身で成長強化スキル持ちの転校生に挑む、だね」
「――今回の最大の問題行動であるマッチングですね。理由は」
「猫耳の効果がスキル無効化だった。それが手に入った。
 自分に有利なスキルを無効化という無駄行動が一番に頭に浮かんだ。だからやった」
「若手芸人ですか」
「的確なツッコミをありがとう。このネタを実践するまでがやりたかった」
「……まったく」
「ついに表情だけでなく言葉にも出るようになったね。いや、すまない。
 もちろん、結構なこだわりもあって実行したんだけれどね。それは個別の試合のところで語るとして、
 ここで補足するとしたら、もし他に同じ転校生を狙う選手がいた場合の戦闘順だけれど、
 本当は一番手を希望したかったのだけれど……
 他に成長強化を狙っている選手がいたら囲んで棒で叩かれそうだったからね。一応、最後にしておいた。
 結果的にタイマンで勝負できたから、ベストな状態だったね」
「移動先を公園にしたのは行動提出SSで書いた通りですね」
「PC転校生のドロップアイテムが統一されている事と、これまでのPC転校生の登場地形を見れば、
 PC転校生は初期位置が公園で固定されている――簡単な推察だったからね。正に計画通りってやつだった」
「計画が綺麗にはまりましたね」
「ダイスが絡まなければこんなものさ……なんてね」





○ VS <無垢なる導き手>

「そして転校生戦ですね」
「この選手は師匠ポジションのキャラクターだったから、私としてはなんとか自分で倒したいと思っていたんだ」
「早速、アイテムを使った理由の話ですか」
「そう。私はドラゴンボールの時代から師匠キャラが大好きでね。亀仙人は至高の師匠キャラだと今でも思っている」
「はあ」
「それでね、私のこだわりとして、師匠キャラというのは弟子に負けてはいけないんだよ」
「はあ」
「師匠というのはいつか弟子に追い越されるもの。それは正しい。
 だがね、それはいつの日か自然と察せられるべきなんだ。
 亀仙人で言えば、悟空がレッドリボン軍の基地を破壊した際、悟空がチャパ王を倒した際、
 そんな折りに弟子の成長に気付き、師匠はそっと身を引いていく。それに対して弟子もまた」
「長いです」
「ごめんなさい」
「――ともあれ、それで成長スキルを放棄したのですね」
「勝てなくとも、私には弟子ポジションで勝負を挑むなんて事は出来なかったからね」
「幸運に恵まれて勝つ事ができたのは、そうすると僥倖でしたね」
「まったくだよ。まあ……まさか本当に勝てるとは思っていなかっただけに……ちょっと問題もあったけれどね」
「問題ですか」
「君のストーリーが完結してしまったんだよ……いや、この辺は次回の反省会にまわそうかな」
「あら」





○ VS アン・ラクシー

「このターンの連戦相手は、個人的に大会選手でイチオシのアン・ラクシー選手だったね」
「イチオシだったのですか」
「それはもう。全選手中唯一の所持スキルゼロでの参戦キャラクターだからね。
 そういう試み、私は大好きだ」
「なるほど」
「成長した後も『闘いの年季』を取らずに立ち振る舞っている辺り、
 強い美学とこだわりが感じられてディ・モールト良いよね」
「そういうのが好きなのですね」
「でなければ自分のキャラにロマン砲なんて採用しないさ」
「それもそうでしょうか」
「高体力に信頼できる反応、発勁による堅実なダメージ。実に強い選手性能だしね」
「あえなくやられてしまいました……」
「防御ががっつりと上昇したし、君も良く闘ったよ」






「さて、反省会はこんなところかな」
「今回の成長は防御+4、精神+1でしたね」
「カウンター性能がかなり伸びただけに、そろそろカウンタービームも現実味を帯びてきたんじゃないかな」
「35%の確率で防御できるようになりましたからね」
「残り2ターンでその様子を目にする事ができるのか――期待だね」
「そうですね――私も、転校生を倒す事ができたのですから、もう少し夢を見てみましょうか」
「そう、その意気込みさ」
「人事を尽くします」
「よろしく頼んだよ。と、そういったところで反省会も終了」
「はい」
「続きは次週……といきたいところだけれど」
「6ターン目の反省会投稿が遅れてもう7ターン目の処理まで終わっていますからね」
「急いで7ターン目の反省会準備に取り掛かろうか」
「お茶のおかわりを汲みましょうか」
「おおっと、助かるよ。うん、それじゃあ、そういう事で」

近いうちに、また、次回。