■行動内容
精神+2を選択。
転校生を除くキャラクターと手当たり次第に戦う。
連戦時も同様。
*
〈報告はこれで終わりですか?〉
烏先生の声に、首肯する玖波瀬ぎり。
――満足の行くものではないだろうな。
彼女は自嘲する。
惑星討伐を嘯いてはみたものの、結局のところ交戦さえ叶わず、戦果としてはただの逸脱者2名。
価値の証明には程遠い。
「無様を晒しました。処分は如何様にも――」
〈何を言っているのかね、ぎり君?〉
呆れたような声色が聞こえる。
〈この女、先の関西魔人強襲で姿を目撃されている、スズハラ機関の魔人戦闘員です。
末端に過ぎぬとはいえ、奴等の目論見を潰したのは悪くありません。お見事でした。
まあ、他にも工作員が紛れている可能性はありますが、それはこちらで調査します。
何にせよ、潰し先としては上々だよ〉
「はっ、ありがたき――」
〈――それに〉
〈戦闘記録を見せてもらいました。ぎり君、君は本調子には程遠いね?
私は君の強化を担当した男だよ。そのくらい少し見れば分かる〉
「……仰るとおりです。しかし、作戦に支障はございません」
〈私はねぎり君、君に必殺の業を見せて欲しいのだよ。
戦果ではなく、熟達を優先してくれたまえ。こちらで精神強化措置も行いますよ〉
「……ハッ」
通信は一方的に切れる。
だが、これは断絶ではない。期待の現れだ。
「やってみせようじゃないか。僕の力はこんなものではない」
固くヨーヨーを握りしめ、玖波瀬ぎりはさらなる奮起を誓った。
誓ったが。
「強化設備を送れるくらいなら、武器を用意してくれてもいいんじゃないのか……?」
最終更新:2013年12月02日 21:46