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恵方巻を食べよう!


「これ本当にボクが一口で頬張らないといけないのか?」
兵香が彼女の目の前に存在する黒くて太くて長い物体を見ていった。
その姿は戦闘時に着用している巫女服でも、普段着でも制服姿でもなく、メイド服であった。
メイド姿でも赤縁アンダーリムの眼鏡は健在である。

「そうですよ。恵方巻ですから」
そういった操女の手にはビデオカメラが握られている。もちろんこれは兵香の姿を撮影するためである。
テーブルの御皿に乗せられた黒くて太くて長いもの――――恵方巻はファンから送られてきたものであり、おかしなものが入っていないことは既に確認済みだ。
なお、今彼女たちがいるのは、彼女たちが宿泊しているホテルなのだが、もらったものを食べるのならせっかくなので撮影しようということになったというのが現在の状況である。
なお、兵香が着ているメイド服は知り合いに提供してもらったものである。

「そもそも今は恵方巻の時期じゃないのどうして」
恵方巻きといえば節分に食べるものであると相場が決まっている。今そんな季節ではない。
どうしてこんなものがプレゼントされたのだろう。
この疑問はむしろ当然だろう。
「いいじゃないですか。ファンサービスです」
「疑問なんだがこれがファンサービスになるのか?」
送られてきたものを食べれば喜ばれることは確かだとは思うが、とはいえ食事シーンを撮影するだけでファンサービスになるかどうかは疑問に感じる。
とはいえ、変な映像を勝手に取られて流されるよりはましかと思い直し、言われた通りすることにした。
これは余談ではあるが、彼女に決して性的な知識がないわけではない。だが、基本的に真面目な性格でそういうものには触れることも少なかったためそういうものには疎いのだ。
もちろんこれは性的な描写の今回のSSにおいてはさして重要な情報ではないことは言うまでもないだろう。
「大丈夫です!」
操女が力強く断言する。

それでとりあえず納得したのか兵香が黒くて太くて長いそれを手で握ると、ひとまず先端に舌を這わせてチロチロと舐める。
そしてしばらくしたあと恐る恐る巨大なそれを咥え、口いっぱいに頬張る。
「んんっ……ほれ……大ひ…らめ……ゲホッゲホッ」
兵香の口には大きすぎたのか苦しそうな表情を見せ、口に含んでいたものを吐き出す。
「吐き出しちゃダメですよ」
「う、うん。そうだね」
操女にそう言われて兵香が口から吐き出したものをもう一度口に頬張る。
「あむっ…んっ……ぐっ……」
長くて太いそれに無理やり押し広げられた口内が圧迫され息苦しいのか兵香の目は潤み、頬が少し紅潮している。
「んっ……やっぱり……ふぁっ……無理……これ……」
それでも何とか顎を動かすと、口に含んだ黒くて太くて長いものの中から白いものが飛び出してくる。
そして、兵香の口の中が白いものでいっぱいになる。
なんとか顎を動かしていき、白いものを飲み込んでいく兵香。
「ふぅ、んぐっ……」
そうしていくうちに兵香の口にくわえられた黒い長いものはどんどん飲み込まれていき、どんどん短くなっていく。
そして最後には全て完食することに成功した。
だが、圧迫され続けて苦しかったのか息も絶え絶えだ。

そこへ扉を開き、器のようなものを手に持った讓が部屋に入ってきた。
だが彼女は床にあったコートに足を引っ掛けしまい、兵香の目の前で転んでしまった。
そして中に入っていた白い液体状の物体がぶちまけられる。
兵香が白濁の液体でベトベトになる。ヨーグルトだ!

「ふぇっ、す、すみませんすみません、拭きますですので」
慌てふためいた様子の讓が自分の鞄の中にタオルを取りに向かう。
先程までの息苦しさにそれどころではないのか、怒るでもなく呼吸を整え直そうとする兵香。
そしてその間もカメラを回し続ける操女。

陰謀渦巻く大会の中、平和に時間が過ぎていくのであった。