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公園と睡拳と睡拳と睡拳(後編)


宇多津 泡沫の必殺技『夢幻泡影』発動。宇多津 泡沫は「狂気の魔女」に変身した!

転校生との対決という正念場において精神的なアシストが掛かったのか、今まで逸脱者に変身することも多かった泡沫がついに転校生へと変身することができた。

だが。

「あ~~~やばいね~~~必殺技打つほど精神的余裕無いや~~~。変身で頑張り過ぎちゃったかな~~」

魔女の姿をした泡沫がいつも通りの困った口調で言う。

「えーちょっとちょっと、頑張って下さいよ!」
「ま~~それなりに頑張ってみるさ~~って痛い痛い、ちょっ、やめっ~~」
(大丈夫かな……)

寝取られの聖女から様々な攻撃を受けつつも、狂気の魔女――もとい宇多津泡沫は挑発や魔女の特性を織り交ぜ相手の精神を削っていく。

◇◇◇

「よしっと~~~精神は削ったから後は頼んだよ~~~」

しばらく交戦した後バックステップで戦場から帰還する泡沫。

「お疲れ様です。後は任せておいて下さーい!」

間髪入れず、前に走りだし――そのままタックルの予備動作に入る天王星。

(前よりも、スマートに必殺技を打てそう!やはり、旧やさすい神様は実在したんだ!旧やさすい神様の恩に報いる為にはここでしっかり当てて倒さないと……!)

天体の質量の一部すらを解放する強力なタックル。
頭を狙って迫り来る強攻撃。
相手は前回の天奈瑞のように回避するのではなく、威力を軽減させることを選んだようだ。
頭が揺さぶられる。
しかし、ここで諦めてはいられない。

(旧やさすい神様、どうかご加護を……!)

「っらああああああああ!!」

勢いを殺さないようにと、腹の底から声を上げて己を鼓舞する。
振りぬくように身体を当て、そして――――。

「……はぁ、はぁ……。勝った…?」

寝取られの聖女は数メートル先に吹き飛ばされ、完全に伸びていた。

「よっっし! 勝った! やったー! ついに……転校生を……!」

肩で息をしつつも、勝利の感触に喜びを噛みしめる天王星。
後ろで見ていた泡沫は歩み寄って、ポンと天王星の肩に手を置いた。

「おつかれ~~~~必殺技凄かったよ~~~」
「えへへ。これで、宇多津さんにも屋良さんにも勝てたし私が睡拳使い最強ってことでいいよね!」
「何いってるのさ~~~私が手伝ったおかげだよ~~~ってことで今のはナシで~~~」
「えーそんなー!」

【END】