■行動内容
転校生忘却の影との戦闘を希望:4番目
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ランキング最下位こと、墓森アラシは浜辺から沈む夕日を眺めながら悩んでいた。

「……こ、こうも不人気だと辛いッスよ…お色気?お色気不足…?…ううっ、目に砂が入った…踏んだり蹴ったりだ…」

浜辺という視聴者からしたらドキドキワクワクのバトルステージ。
女の子のあはんうふんぽろりを期待する場所で墓森が行った対戦といえば、

1・19ターンに及ぶ泥仕合1回戦(脱衣無し)
2・泥仕合の後の疲弊しきった体で即敗北を喫した2回戦(脱衣無し)
であった。

長い間戦ってるんだから1枚ぐらい脱げるだろうと思っていた視聴者達からすればこの結果には心底がっかりであろう。
人気も回復することなく、いつか売れないかなーとこっそり作っていたファングッズと書いて不良在庫と読むアラシちゃん人形を抱えたまま、墓森は悩み転げる。

「あーんもう!あーんもう!一体どうすればー…うわっ砂に目が入った!踏んだり蹴ったりだ!」

転げまわった勢いで零れ落ち、砂にまみれた目玉を拾いあげて海水で洗えば、現状の辛さと海水の塩分が共に目に染みる。

「うっうっうっ…目ぇ悪くなって無いといいな…チェーックチェック…」

目から海水を一滴こぼしながら、視力確認ついでに伝言掲示板をチェックする。
幸い文字はしっかりと見え、情報を拾い集めるのに問題はなく。

「へー、テレビ局前で転校生退治が……転校生退治…?テレビ局前…?」

瞬間、墓森に電流走る!

  • うわー、転校生つえー!もうだめだー!
→アラシちゃんすかさずカメラ目線で登場
→転校生を華麗に倒す
→\キャー!アラシちゃーん!/

「ヒャア!こうしちゃいらんねぇッスよ!おめかしもとしておかなきゃッスね!」

先ほどの悩みは何処へやら、すぐさま元気にファンデーションをぽふぽふしはじめる。
するとファンデーションの肌色と墓森の肌色…もとい紫色とか緑色とかが顔面の上で不協和音を奏でだす。

「いやっはー!頑張って倒して目立つぞー!折角おめかししたんだからがんばろー!」

沈む夕日をバックに走る!墓森の戦いはこれからだ!



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最終更新:2013年11月24日 22:02