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第3推理・迷ド探偵とガチなレズと再考察


(前回のあらすじ)
怪盗マタンキが化けている人物を十人に絞ったたまきは
とりあえずケモミミ(火鼠の衣)を装備してパワーアップし、
相性のいいレズ・ナイトとの戦いに赴いた。めがみ戦同様に公園の屋根の上で
テーマ曲『紅蓮の推理』を流そうとするたまきだったが、既に音楽CDは
『邦子のテーマ』に差し替えられていた。このショックで足を滑らせたまきは
屋根から落下、脳震盪をおこし戦いにも敗北してしまう。
そして、レズ・ナイトが性別以前に人間じゃないと知ったたまきは彼女を
犯人候補から除外しユウジョウの握手を交わす。一方その頃、TV局前では
謎の転校生の工作スキルによってマッチングがグチャグチャにされていた。
彼女自身がマタンキである可能性は低いものの、マタンキ探しの障害となる事は
間違いないと考えたたまきは参加者同士の情報交換掲示板に転校生討伐依頼を
書き込んだのだった。

「完全にムダ足だったですぅ~、レズ・ナイトは事件と無関係でしたぁ~」

たまきは自分の選択の失敗に項垂れた。
貴重なアイテムを使って敗北という戦術面での失敗。
人がほとんどいない場所に来てしまうという捜査面での失敗。
なにより事件と縁の無い、女子力高めて里親ゲットという意味不明の理由で来た相手
を犯人として疑っていた自分の推理力にショックを受けていた。

「たまきはぁ、自分の推理力が低いんじゃないかと疑問に思ってきたですぅ~」

その通りである。この『たまきに変装しているマタンキ』の、目的は
女装者が混じっているという思い込みから相手を追い詰めたり逆に追い詰められたりする
シチュエーションを味わう為にこんな回りくどい事をしているのだ。
その為、自身の記憶を消す際にある程度の推理力と行動力を与えつつも肝心な部分で
間違え続ける様に調整がされている。故に自分がその女装者であるという答えには
推理ではまず辿り着かない。
『このたまき』がマタンキが誰かを知る手段は、自分の股間のテープが剥がされた時、
推理しようとする心が戦闘で完全に砕かれた時、連敗に心折れた時、あるいは
無事に8日の戦いを終えた時のいずれか。たまきの戦闘及び推理は全て、マタンキの
オナネタの糧にしかならないのである。そのはずだった。
だが、ここに来て変化が訪れつつあった。

「転校生〈忘却の影〉討伐クエスト書き込みっと、ですぅ」

新たな転校生達の行動、それはマタンキが自身の記憶を消す前の予定には完全になかった
シチュエーションである。マッチング操作能力や転校生増殖誘発能力、そういった存在
の出現はたまきの意識を改革しつつあった。

「たまき一人の頭脳ではこの状況を理解できないですぅ~、まずは遠回りになっても
推理の邪魔になるこの転校生を倒し、そのついでに一緒に討伐参加した人達とも交流を
深めてみるですぅ~」

本来独りよがりの推理でどんどん真相から遠のいていくはずだった偽りの探偵。
だが、その推理が他者との協調の意思によって本当に怪盗を追い詰める可能性が
現れつつあった。
果たしてたまきは迷探偵脱却できるのか?その全ては、光璃先輩事件を追うラクティ・パルプに
掛かっているのかもしれない!
(補足:これは無茶振りではありません。パルプさんは今まで通り襲撃犯を探してくれればOKです)

(続く)