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Battle Cinderella~sea side episod03【業と才】~



──────────葦原美代子 VS 超時空軽空母『綾鷹』DEATH──────────


構える美代子。
それに対し軽空母は余裕の斜め流し目、目線のシャフ度で応じた。

『あと、ついでに言っとくが、ガチャのレアアイテムNO5のところ、さっき中身を
『黒ハイレグスーツ』(悪の女幹部用のコスチューム)にすり替えておいたからな。
光栄に思え。勝ち続けていけば、いずれお前も引き当てるであろうb』

親指立ててなんか言いたててる…
なんというか頭を抱えたくなるような事実が次から次に出て来る。
「そのためにガチャ占拠とかやってたわけ…くう、いたせりつくせりで泪がでるわ。」
『感激のあまりの涙か。グアハハハ、遠慮なく崇めたてまつるがいい。』
「ハイハイ。それじゃ大先輩、こんなところで戦うのもなんですのでまずステージ上手にドウぞ」
『そうであろう。グハハハ。目上を敬う、グハハハ、自覚が出てきたな。』

何故か急にネコソギファイナンス社長的笑い声を挙げ、鷹揚にステージに向かう綾鷹。
美代子もそれに追随する。

「あ。」
そして、美代子は歩きざま何かにつまずいた様にヨロ付き綾鷹のほうにぐらりと身をよせた。
それはごく自然な動作だった。
そして、よろけた拍子に恐るべき一撃が上方より訪れ、『綾鷹』の頭を直撃する。

『!?』
恐るべき一撃はハンドバックだった。
これぞ美代子流合コン殺法のひとつ「よろけるふりをしてボディタッチ(強打VER)」。
よろけた演技の元フルスイング!遠心力で力を増したバックの一撃を『綾鷹』はまともに受ける。
完全に虚を突かれるかたちとなった『綾鷹』はとっさに裏拳を放つが、これは届かない!
バック分相手のリーチが長いのだ。
数cmの差で交わされ、間髪いれず額に裏に携帯番号を書いた名刺が数枚、突きささる。

『あばばばば。』
見事なカウンターだった。もんどりうって倒れる綾鷹。
完全な奇襲、実に快調な滑り出し。それに美代子は満足する―ところなのだが…

「何ですか?現実ですか?」
逆に愕然とあたふた驚き戸惑う。
、、、、、、、、
手応えが良すぎる、自慢じゃないが自分はあまりHIT(男性HIT率含む)とかMVPというものに縁がない。
逆に不自然だ。それに今の一撃、まるで自分の実力以上の何かが引き出されたような感覚があった、
これは一体? 無傷にも関わらず彼女は己が警戒レベルを一段階あげる。

『おいおいおい。飢えた狼みたいに追撃してくると思ったが、意外と慎重だな』
一方、倒された綾鷹は逆再生のスローモーションのごとくゆらりとそた動きで立つと起き上った
(コイツ速攻で異常に感付きやがった。…半分ネタでおちょくてたが本当にセンスがあるな)
(やっぱりというかあんま効いていないわね)

今サイレントに今までの一連の流れをキャンセルするような発言があったがとりあえず
今、何が起こったかVTR再生でもう一度見てみよう。


葦原美代子 VS 超時空軽空母『綾鷹』DEATH

───────1ラウンド目──────────
1.技の決定
A 1D6 → 4 = 4 (10/22-22:23:31)
A 強攻撃
B 1D6 → 3 = 3 (10/22-22:24:02)
B 発勁

2.先攻の決定
A:4+6=10
B:3+6=9
Aの方が高いため先手。

3.先手側のクリティカル判定を行う
A6 1D100 → 4 = 4 (10/22-22:34:25) クリティカル成功


4.後手側の防御の判定を行う
回避判定
B22 1D100 → 27 = 27 (10/22-22:37:13) 失敗
ガード判定
B5 1D100 → 100 = 100 (10/22-22:37:48) 失敗


A:強攻撃 1.65⇒17ダメージ
※攻撃力×2+5ダメージ
※クリティカル1.5倍
※ガードされるとダメージは1/3 被ダメージ1.5倍


「うにゃ!?」
1ラウンド目
葦原美代子の攻撃「強攻撃」クリティカル効果1.5倍という判定でダメ判定17
2ラウンド目
葦原美代子の攻撃 カウンター効果1.5倍! ダメ判定12

合計値29。だがそうクリティカル効果1.5倍などというものは存在しないので、正しくは23だ。
ダメ29は良すぎる結果なのだ。

『くくく”この先DANGEROUS”。
その立て看板、お前も通ったよな。
今この海岸一帯には諸事情で”とあるもの”が外に出ないよう特殊な”結界”が貼ってある。
そこの設定を今回わらわは多少いじくった。
結界内で発生したDP(ダンゲロスポイント)を自分の懐に全て流れ込むようにと。
其のせいでこの空間では通常とは理が微妙に異なっているのだ。お前が感じたのはその微妙な”差異”だったのだ。驚け!」

驚きました。ちなみに後援者スキルがあるので所持金の金額差異は発生していません。OKセーフセーフ。
「だ…D・Pですって?」
『魔人や高レベルが戦った時に発生する高濃度エネルギーのことだ。
普通なら衝突で発生したDPは拡散するが今回は結界内―浜辺―に留まる。お前達には体力の回復が
早まったりと色々恩恵もあるぞ。ヤッタネ美代子チャン。」

う、美代子の額に汗が伝う。
ようするに選手一同揃って誘い込まれたのだ。それも恐らく良からぬ企みの為に。
今まで単なるイロモノだと思っていた軽空母にとたん不気味なオーラを感じて一歩後ずさる。

「MAXまで、貯めると一体何が起こるのかしら。定番だと魔人の復活とか」
『まあ、それは今後のお楽しみだな。ま、さきに、この後の展開を聞かせてやろう。
まず手初めにお前からDPを奪う。そして次の奴からも奪う。
その結果、貴様は我がKAWAIGARIを通じ「悪の女幹部」として覚醒し、我が軍門に下る予定だ。
次に現れた女医者も同じだ。悪のマッドサイエンティストとして改造方面に変な風に目覚める。
まるでリー先生見たいに(おっぱいもいるし)』

ネタ振りの中、指を続け様立ててき、最後に3本目の指を突き立てる軽空母。

『そして最後にここに遅れて辿り着いた正義ぽい前途有望な若手がわらわと戦い、奴らはピンチに陥るも
ギリギリのところで子供たちの声援とかをえて逆転勝利☆ヤッター!ここで第一ターン終了!
これが今回の我が筋書きよ。つーか、ラ○ュセルのやつこっちこんかったな。相変わらずノリの悪い奴だな。』

美代子は愕然とした。なんという『悪』!この短期間にそこまでシナリオを組んでいたのか。
しかもラ○ュセル…。
コイツは名を伏字にすることによって話のネタにしつつも名称不特定でガチャポイントも与えないつもりなのだ。
なんという研ぎ澄まされた『悪』であろうか。

『ということで妙齢型・美代子さんのちょっと悪ルックみてみたい(それ手拍子)』
この茶化しにいい加減慣れてきた美代子はばっさり冷たく切り捨てる。
「はやり言葉でいえばそんなの『ファックですわ』だわよね」

なのに彼女は懲りずに手をすっと出して来。楽しそうにこう続ける。
『お前は今はてんんで弱い。
だが、潜在能力は高い。きっと強くなる。いや強くしてやる。だからわらわと一緒にこい。』

美代子はその余りに明け透けな言葉に驚いて、改めて彼女の顔をじっと見た。
何が愉快なのか彼女は私を見て楽しそうに笑っていた。ホント馬鹿みたいに楽しそうだ。
その様は少女と言うより邪気のない子供みたいで、ホント馬鹿みたいだ。

「はぁ。だからね、私は―」

ぴり。

-その時-

何か薄紙を引き裂くような音が空間に響いた。


──────────葦原美代子 VS 超時空軽空母『綾鷹』DEATH──────────

ぴり。ぴり。ぴり。
連続で響く破裂音。

「「!!」」

ぴり。ぴり。ぴり。ぴり。ぴり。ぴり。

何かが進む音。そして破られる音。何かが進む音。その繰り返し。
顔を見合わせる二名。

『あーヤベーがっつり結界、破られとる。こりゃ転校生級の何かが来たな。』
「…色々とお約束なフラグ台詞吐くから、って何ですか?これから、どうなるんですか」

慌てて問いただす美代子。
次元の乱れをなんとかする結界だとコイツはいっていた。だとすると…嫌な予感がする。
綾鷹の反応は素早かった。

『…。』

「いや、綾鷹さん、なんで貴方今更、屈伸運動とか始めてるんですか?」

『…。』

「そしてなんで次に”さてどっから来るかな見たい”に耳を澄ますんですか?」

『…。おーし。』

そして
そして
テェッ、テェッ、テェッ、テェッ、テェッ~♪

(BGM:tp://www.youtube.com/watch?v=hHE0b8NGeSE)

ルパンルパ^ン~♪

「そして、なんで~ここでルパンのテーマが流れはじめるんですか!!」

ゴゴオッゴゴゴゴゴゴ。
ゴゴオッゴゴゴゴゴゴ。
そして遠方からはかりくる凄い音の何か。

足踏みしながら、このアキカン少女は振りざま私に言った。

『おーし、じゃ走るぞ。上手くよけてけよ。じーげーん(断層の衝撃派を)』
「うわーやっぱり、その手のオチ―。ま、まちなさい。」

そして
――――――――――‐きゅる
――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――‐‐きゅる‐きゅる‐きゅる‐きゅる

全てが撒き戻る。


†††
―――
―――――
――――――――
波打ち際、一人の少女が倒れ伏ししていた。

(やっぱり私には無理だったよ)
お父さんお母さん御免。
無理を言って飛び出してきた両親に心の中で謝罪の言葉を繰り返す。
少女は最悪に対面したのだ。そして砂を噛み、再び起き上がることはなかった。

ただその手は、心の中の謝罪の言葉とは裏腹に何かを求めるよう前に伸ばされていた。

その手が何かを感じ、反射的に掴む。
本人の意思ではない。
だが、間違いなく彼女の意志でもあった。本人も預かりしない何か、それが力強く掴ませた。
この浜辺で唯一二の足で立つその者の足を。

『才能があるようだな。』

自らの足を掴んで放さない「何か」を見下ろし黒帽子は呟いた。

『…正確には才能を呼び寄せる才能を越えた『何か』というべきか。
その『何か』が嵐もかくやという船出の中、座礁し、途絶えたはずお前に運命の糸を掴ませた。

敗れ落ちたという自分(にんしき)を打ち破り、まだ戦い続けるという運命を。

それはあの転校生モドキを凌駕する「運命力」の証明。
【凶星】抱き【伏竜】よ。貴様が目覚めしとき、もう一度立ちあがる意志があるなら、
それがお前の新たなスタート合図(GOSIGN)となるだろう。』

そういうと黒帽子は掴まれた手をもう片方の足で無造作に蹴飛ばす、それくらいしないと
決して放すことがないだろう程の力強さだったのだ。
ごろりと天を仰ぐ形に仰向けになる少女。彼女は完全に気絶していた。黒帽子は鼻を鳴らし、
踵を返す。

『ふん、モノホンはアキラ以来か。全くどいつもこいつもGOKUROUSANなこった。』

それは運命の気まぐれにより少女に与えられた

<GOU-SIGN(業と才)>

それが少女にどのような結末を与えるのか、それは神さえもあずかり知らぬことであった。


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