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菊一文字 朱蓮の大会1日目


vsリオレイア希少種

「ピギャー!!ビギュル!!!ブベベベベ!!!」
「あの尻尾がじゃまなのね?分かったわ!」

「ズバッ!!」
菊一文字流薙刀術を前にしてはいかな最強を誇る飛竜種の尻尾でも一刀両断であった。

「ザックザック!」
何故か条件反射的にその尻尾から素材を剥ぎ取る朱蓮。
怒りに満ちた金火竜は雄叫びをあげ、あたりの物を吹き飛ばした。
しかし、運良く離れた尻尾の所にいた朱蓮は彼女の咆哮で鼓膜を破られる事はなかったのだった。

「ビギャル!!ビギャ!!ブベベベベベ!!!」
前転からの一閃。先ほどまで菊の門番をしていた尻尾はもう無いのだ。
新たに、気味の悪い音を立てながら小刻みに震える薙刀の柄が見えるばかりであった。

「あらあら、新たな尻尾が生えたわねぇ」
得意気に語る朱蓮の胸元がパックリと裂けたのはその直後だった。
リオレイア希少種は新たな尻尾でサマーソルトを繰り出していたのだ。
その際、柄にある仕込み刀が回転による遠心力で外れ、朱蓮のプックリとした乳房を半分あらわにしたのだった。

「危うく武器を失う所でしたわ。」
地面に刺さった仕込み刀を抜き、片手剣の構えをとる朱蓮の姿はハンターを彷彿とさせた。
魔人一家の塀を使い、金火竜に飛び乗った朱蓮はその片手剣で背中を何度も刺し、部位破壊に成功したのだった。

リオレイア希少種はダウンするも朱蓮は薙刀の回収を優先したために、追撃は行われなった。
宙を舞い怒りの表情を見せる金火竜の口からは大きな火炎が辺りを灼熱地獄と化そうとしていた。

「狩りの年季が違いますわよ」
雄弁に語る年増の女は華麗に前転をして、あろうことか金火竜に向かっていったのであった。
そう、自身の炎に焼かれぬように金火竜はある程度離れた所へ炎を吐くため、至近距離こそ安全地帯なのであった。
またもや塀を足場に高く飛んだ薙刀の一閃は金火竜の翼に命中し、地面に叩き落す事に成功したのだった。

怒りに満ち溢れるリオレイア希少種は尚も抵抗をやめず、突進を行いその巨体自体を武器としたのだった。
「っぐ」
急所を交わしたがその巨体を避ける事はいかな瞬身が自慢の朱蓮でも不可能であった。
が、しかし吹き飛ばされぬように巨体にしがみついた事は一流のハンターであった事を証明していた。

リオレイア希少種の急所の頭部からは黄金の鱗が宙に舞い、戦いの終わりを告げていたのだった。

徒花はその黄金の粉を纏い神々しく光輝いていた。
「ピギャ!ピギャス!!ピギャルベリ!!ブベベベベ!!」
妖薙刀菊一文字「徒花」改は自らの切れ味を確かめるべく更なる相手を朱蓮に指し示すのであった。