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シスター・マリー

ステータス ス キ ル プロフィール
攻撃 12 1 戦鬼 名前の読み しすたー・まりー
防御 2 2 聖人 性別 女性
体力 5 3 衣装 修道服
精神 4 胸のサイズ 並以上巨乳未満
反応 1 格闘スタイル 我流十字架術
FS 6 FS名 信仰心 武器 鉄製の十字架(約2m)

必殺技 『我流十字架術奥義 天罰』 (消費MP:4)

効 果 : 強攻撃(デメリットなし)+発勁

制 約 : なし

説 明 :
高く飛び上がり、手にした十字架を大きく振りかぶって相手の後頭部に叩きつける。
聖なる力により、相手は追加で体力20ダメージくらい痛がる。

キャラクター説明

聖アリマンナ教会に所属する、16歳の少女。
銀色の長髪と咥えタバコがトレードマークの不良シスター。
目つきは鋭く口も悪いが、性根は真っ直ぐでそこそこ信心深い。

幼い時分に魔人能力に目覚めたことを理由に親に捨てられ、教会の運営する孤児院で育てられた。そのため、教会と施設に恩義と愛着を感じている。
成長した今はシスターとなり、学校から帰ってきた後は、憎まれ口を叩きつつも率先して雑務を引き受けている。

とある事情で教会の経済状況が悪化し、自分の育った孤児院と世話をしている子どもたちを守るため、1兆円の賞金を獲得するべく今大会に参加する。

魔人能力は脚力の強化。
ちなみに所持武器の十字架は、飛び乗った教会の屋根から引き抜いてきたものである。

「オラァぶっ飛べ雑魚共!アーメンッ!」

エピソード

歌のお姉さん「良い子のみんな~、おっはよ~!」

\オハヨー!!/

歌のお姉さん「今日はこちら、聖アリマンヌ教会付属なかよし児童館に遊びに来ています!」

(元気に手を振る子どもたち)

歌のお姉さん「それではみんなで元気に、パンパカパン体操はっじまるよー!」

♪パンパカパーン パンパカパーン
  パンパカパ ガゴン! ガガ……ガ…プシュー

(突如どこからか落ちてきた巨大な十字架が直撃し、ラジカセが火花を散らして沈黙する)

歌のお姉さん「あれ?どうしました?うわっ!」

(突然よろけて倒れこむ眼鏡を掛けたシスターと、彼女に駆け寄る銀髪のシスター)

銀髪シスター「おいどうしたんだ、大丈夫か(棒」
眼鏡シスター「ああっ、一昨日から何も食べていないせいで眩暈がっ(棒」

(続けて激しく咳き込む)

銀髪シスター「……なんてことだ、こんなに熱も出ているじゃないかー」
眼鏡シスター「経営難に陥っているこの聖アリマンヌ教会に、病院に行くような余裕はありませんわ。それに……」

(子どもたちに向かって手を伸ばす)

眼鏡シスター「神に祈りを捧げ、こどもたちに囲まれているだけで私は幸せなのですからー」

(シスターの周りに集まるこどもたち)

\オネエチャーン/ \シンジャヤダヨー/ \オナカスイタヨー/

眼鏡シスター「なんという悲劇でしょう!こどもたちの笑顔すら守れない私をどうかお許し下さい嗚呼、せめて、せめてもう少し寄付があれば!寄付

があれば~」

(寄付金の振り込み先を書いたフリップを、カメラの前に掲げる銀髪シスター)

銀髪シスター「皆様の温かいご支援を」

\オマチシテオリマース!!/


静寂


歌のお姉さん「……あ、えーと……はい、それではまた明日~」

*************************************

「うう、予想外です……。今月も大赤字です……。」

電卓を叩き終えると、眼鏡を掛けた修道女、シスター・エルザは頭を抱えた。
ここは聖アリマンヌ教会の事務室。午前0時を回ったところだった。

「テレビにで取り上げてもらえれば、寄付金が増えると思ったのに……」
「いやいや、いくらなんでもありゃあんまりだったと思うぜ。乗った俺が言うのもアレだけどよ」

翌日の朝食と子どもたちに渡す弁当の仕込みを終え、銀髪を揺らしながらシスター・マリーが部屋に入ってきた。
支援倍増計画は失敗に終わり、教会のTwitterアカウントは絶賛炎上中だ。

「恵まれない子供たちを救う教会が貧困に喘いでいる姿を見て手を差し伸べようともしないなんて、渡る世間は鬼ばかりです!全力で『子供を暖かく育てる、儚くいたいけなシスター』を演じたというのに!」
「変なアドリブまで入れてな」

台本になかった咳き込みのせいでタイミングが狂い、セリフを忘れそうになったことを思い出した彼女がチクリと言った。

「まずその貧困の原因が、シスター長が教会の金横領してホストに貢いだ挙句トンズラだからなあ」

溜息を一つつくと、ポケットからタバコを取り出し火をつける。
エルザの咎めるような視線に気づいたマリーは、「NO SMOKING!」の張り紙の前を横切って窓辺に立ち、外に向かってフーと煙を吐き出した。

「やはり他人の力を当てにしたのは間違いでした。未来は自分の力で勝ち取るものなのですよ!」

握りこぶしを作り、エルザは勢いよく立ち上がる。

「なんか逆転の秘策でもあるのか?」
「あまり使いたくはありませんでしたが……これを見よっ!」

ババーン☆と音響効果を口にしつつ、エリザはマリーの前にチラシを広げた。

「なになに、流派不問の格闘大会開催。優勝賞金1兆円……?」
「マリーちゃんに、これに出てもらいます!」
「俺任せかよっ!」
「……嫌?」
「嫌だよ!」
「一兆円ですよ?これさえあれば、このなかよし児童館も安泰です」
「そりゃそうだろうけど、なんで俺が!?」

口角泡を飛ばすマリーに対し、エリザは眼鏡を光らせて言った。

「面倒臭がりなマリーちゃんならそう言うと思っていましたよ。これを見てください!」

そう言って取り出すは、紐の通った五円玉。
マリーの前に歩み出ると、エリザはそれを振り子のように揺らし始めた。

「はいマリーちゃんこれ見て~。貴女はだんだん格闘大会に出たくなる~」
「誰がそんな古典的な方法で……」
「マリーちゃん、私ね」

アホらしい、と続けるその言葉に蓋をするように、シスター・エリザが続ける。

「私、この場所が好きです。施設の子どもたちも、マリーちゃんも、大好きです」
「……んなこと言ってもダメだ」
「頼れるのは、マリーちゃんだけなんです」
「……」
「貧乏だって構いません。でも、ここがなくなってしまうのは嫌なんです!」

真っ直ぐにマリーを見つめる。
自分に期待を寄せる親友の目。

「~~~ッ!」

暫し顔をしかめて思案していた彼女は大きく溜息をつくと、タバコを灰皿に押し付けて口を開いた。

「……効いてきた」
「え?」
「お前の催眠術が効いてきたって言ってんだよ!出りゃいいんだろ、その大会に」

レンズの奥の瞳が途端に煌めき、エルザはマリーに向かって抱きついてきた。

「ありがとう!」
「言っとくけどな、期待すんなよ?出るだけ、出るだけだかんな」

エリザを振り払うと、部屋を出ていこうとするマリー。

「どこ行くんです?」
「コンビニだよ、コンビニ。タバコが切れちまった」

ついてくんなよ、とエリザを睨むと、マリーはそそくさと出かけていった。

誰もいなくなった事務室で、エリザはフフと笑った。

「……まったく、チョロいなあ」

小さい頃から何も変わらない。悪態をつきつつも、頼れる親友は必ず動いてくれるのだ。

「さてと、私にできることをやらなくちゃ」

マリーが帰ってくるまでに選手登録の下準備くらいは済ませておこうと、軽く伸びをする。

その瞬間、槍で突かれたような胸の痛みが彼女を襲った。
冷たい床にうずくまり、そして激しく咳き込む。
視界が揺らぐ。息が吸えない。

「ごめんね、マリーちゃん……」

ひと月ほど前から起き始めた発作は、時が経つに連れてその頻度を狭めていた。
病院には、治療に高額の医療費が掛かることが分かってからは行くのを止めた。

これ以上隠し通すのは無理かも知れないと思う。
でも、その時が来る前に、せめて……

しばらくすると、幾らか呼吸も整ってきた。
以前よりも力の入らなくなってきた身体を、壁で支えて立ち上がる。
青ざめた顔に流れる汗を修道服の袖で拭うと、エルザはしっかりとした口調で呟いた。

「急がないと、いけませんね」