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Advanced 設定

ビデオコーデックが"H.264"の場合に、"Video"タブで"Use Advanced Tab Instead"にチェックを入れると詳細な設定が可能になる。
ビデオコーデックが"MPEG-4/2", "VP3"の場合は、追加オプションが入力できる。
ここでは、H.264を選んだ場合の解説をする。

Encoding

Reference Frames

フレーム参照距離。値が大きいほどエンコードに時間がかかり、画質が向上する。推奨値は3から6。
素材にもよるが、6以上の値では画質の向上効果はごく僅かとなる。
値を大きくした場合、再生時(デコード)の負荷には影響しないが、デコードに必要なメモリ消費量が増える。
また、大きすぎる値は、一部の再生機器・デコーダで問題を起こす可能性がある。

Maximum B-Frames

B-Frameの最大連続数。通常は2から5程度の値が適当。
大きな値を指定すると、より高い圧縮効果が得られる場合があるが、"Adaptive B-Frames"(後述)がoffでない限り、
B-Frameが4あるいは5以上連続することは稀であるため、推奨値以上の値を指定する意味はあまりない。

CABAC

Context-Adaptive Binary Arithmetic Coding
有効にすると、デコード時の負荷が増大する代わりに、高い圧縮効果が得られる。

8x8 Transform

8x8 DCTを有効にする。少しのエンコード速度の低下と引き換えに、高い圧縮効果と画質の向上が得られる。
チェックを入れた場合、High Profileが必要となる。

Weighted P-Frames

P-Frame 重み付け予測。主にフェード部分の圧縮効果を高める。

Pyramidal B-Frames

B-frameを参照可能にすることで圧縮効果を高める。
効果を発揮するには、少なくとも2以上のB-Frameと、"Adaptive B-Frames"の有効化が必要。

Analysys

Adaptive B-Frames

I, P-Frame間に、B-Frameをどの程度配置するかを決める。
"off"(非推奨)では常に"Maximum B-Frames"で指定した数配置する。
"Fast"は、高速だが簡易的な判定、"Optimal"は、より正確な判定を行う。

Adaptive Direct Mode

B-Frame中のダイレクト・マクロブロックで利用する動き予測方式を指定する。
ほとんどの場合は"Spatial"で問題ない場合が多い。
"Auto"はフレーム毎に"Spatial", "Temporal"を切り替える。

Motion Est Method

フルピクセル動き予測アルゴリズムの指定。
"Diamond"はシンプルな動き予測アルゴリズム。デフォルト(Hexagon)に比べ数%ほど早いが、精度は低い。
"Hexagon"の検索速度は"Diamond"より遅いが、精度はそれなりに高く、検索効率が良い。
"Uneven Multi-Hexagon"はデフォルト(Hexagon)より遅いが、検索精度はさらに高い。
"Exhaustive", "Transformed Exhaustive"は処理に膨大な時間がかかる。画質向上効果は"Uneven Multi-Hexagon"とほぼ変わらず、実用的ではない。

Subpixel Motion Est

サブピクセル精度の動き予測及びモード決定方法。
値が高いほど、処理に時間がかかり、画質が向上する。6以上の値が推奨される。

Motion Est Range

動き探索の最大範囲を指定する。
推奨値は8から24。デフォルトの16は多くのコンテンツで良い結果が得られるが、
動きの激しい動画、HD解像度等では、さらに高い値を指定したほうが、(速度を犠牲に)より良い結果が得られる場合がある。
"Motion Est Method"で"Dia", "Hex"を選択した場合は4から16が指定できる。"Umh", "Esa", "Tesa"を選択した場合はそれ以上の値が指定できる(最大で64まで)。

Partition Type

マクロブロックをさらに小さなブロック(パーティション)に分割する際に使用するブロックタイプを選択する。
より多くの種類を使うことで、エンコード負荷、再生時負荷が上がるが、その分、動き予測の精度が向上し、高画質になる。

Trellis

Trellis Quantizationを適用して、エンコード効率を高め、画質の向上を図る。

Psychovisual

Adaptive Quant Strength

フレーム内の量子化パラメータをマクロブロック単位で変化させる。その強度。
0.0は無効、高い値にするほど、ディティールの損失が目立ちにくい部分(複雑な部分・エッジなど)のビットを節約し、損失が目立ちやすい部分にビットを割り振る。
複雑な部分(フィルムグレイン等)の保持、または素材がアニメ等の場合は1.0より低い値(0.3-0.6)が有効。

Rate Distortion

視覚心理的にディティール・複雑な部分を保持するようにビットを割り振る。
アニメ等、比較的詳細な部分が少なく、平坦なものは1.0より低い値(0.3-0.5)が、実写等には1.0か、それよりより高い値(1.0-1.2)が有効。
"Subpixel Motion Est"で6以上の値を設定する必要がある。

Psychovisual Trellis

psy-トレリス。視覚心理的なシャープネス・ディティールを保持しようとするが、アーティファクトが発生する可能性がある。
デフォルトではオフ。まだ実験的であり、少なくともディティールに乏しいもの(アニメ)には向かない。
有効にする場合の推奨値は0.1から0.2程度。

No DCT-Decimate

ディティールを省略(通常、視覚的に無視できるレベルの損失)することでビットを節約し、全体としてのエンコード効率を高める。
チェックを入れると無効になる。グレインノイズを保持したい、またはバンディングが出るなどの問題がない限り、無効にしないほうが良い。

Deblocking

インループ・デブロッキングフィルタのコントロール。前の値が強度(Strength)を、後の値が閾値(Threshold)をそれぞれコントロールする。
強度(Strength)は、フィルタをどの程度かけるか、その強さを決める。デフォルト(0)はほとんどの場合において最適な値。
正の値は、よりスムーズな映像になり、ブロックノイズを低減させるが、その分、ディティールも損なう。
負の値は、よりシャープな映像になるが、ブロックノイズが発生する可能性がある。
閾値(Threshold)は、どの範囲のブロックにフィルタをかけるか、それを検出する。デフォルト(0)はほとんどの場合において最適な値。
デフォルトで問題が発生する場合を除き、一般的に閾値(Threshold)は変更すべきではない。
正の値は、より多くのブロックにフィルタをかける。その分、ディティールも損なう。
負の値は、詳細なディティールは残せるが、多くのブロック(エッジ)がフィルタの適用対象から外れることになる。
それぞれ、-6から+6までの値が指定できるが、+2より高い値、-2より低い値は有益ではない。

x264 Encoder Options

x264の追加オプションを追加入力することができる。
書式は、オプションと値を "=" 等号で接続し、各オプションは ":" コロンで区切られる。
option1=value1:option2=value2:option3=value3