銀の絆と小鳥の夏恋 > エンディングフェイズ


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シーン18

  • シーンプレイヤー:全員

模擬戦を終えた皆は治療や後片付けなどの処理を済ませ、訓練所を後にする。

幸一「うぃーっす。お前らお疲れ」
Drache「痛かったー」
玲「お疲れ様でした!」

そして皆は思い思いに今回の感想などを述べる。
そんな中、一歩遅れて登場する七海。更に躊躇せず抱き着きにいく玲。
それを微妙な表情で眺める剣。
一応男なんだから、自重しろと窘める七海にそれをカメラに収めんとするDracheに幸一。
事情を把握していない剣は七海に質問を投げかける。

剣「……ねえ七海ちゃん。結局これってどういう状況なわけ?」
七海「ちょーっと支部長が玲くん虐めすぎててさ。後でおしおきしといて貰えるかな」
剣「それ、俺が代わりに支部長に苛められるフラグじゃない?」
玲「剣さんなら大丈夫です、たぶん」
剣「その多分ってなに……」
幸一「そもそも最初から俺に言っておけばこんな面倒にならなかっただろうが」
玲「そ、それは、そのー……」

ちょっとした非日常は、徐々に日常を取り戻していく。
一方、葵は颯の本名を呼ぶ。その名でまた呼ばれるとは、と感慨深そうな颯。

丁度そんなやり取りをしていると来客がある。
葵の支部の構成員であり、今回、葵を天月市支部に派遣する際の交渉窓口となった不動・誠一郎だった。

葵「ちょうどいいわ不動。あたし暫く戻らないんでこき使うならどっかの筋肉ダルマとか高校生共とかにしておいて」
誠一郎「え? え? あの葵姐さん?」
葵「夏休みだし。里帰りよ。」
誠一郎「…………お里どこでしたっけ?」
葵「お兄ちゃんがいるところが里ということにした」
誠一郎「はあお兄ちゃん……って、えっ!? お兄さんに逢えたんですか!? よ、良かったですね姐さん!!!」
誠一郎「そういうことなら……、うちの支部には特にイリーガルを縛る理由はありませんし、もしあれだったら支部長に願い出ても」
葵「それは別にいい」
葵「……あっちはあっちであたしの手がないと困るでしょ。 噂によるとなんか新しいFHセルが…… 魔王……? だかなんだか」

葵は、暫くは身を置くがそう遠くない時期に戻るつもりである旨、また、その間は天月市支部の業務を支援する腹もある旨を伝える。
受け入れの話も進めつつ、玲虐めに余念がない幸一。
玲はまたも七海に泣き付くが、危険な気配を感じ取った七海はその場を去る事にする。
それを聞いた幸一は、剣にきちんと送り届けるように命令を下した。
紗も帰る事にしたようで、詩子も送って貰えば? と煽りその場を後にする。

しかし、ここで和樹は雪ちゃんも一緒に帰ろうと言い出す。
詩子はそれを聞き、あからさまに動揺した様子でそそくさと場を後にする。
玲に叱咤され、雪には苦言を呈されつつそんな詩子の後を追う和樹も退場する。
更に幸一は雪に玲と一緒に帰るように依頼、Dracheと共に退場となる。
後に残ったのは颯と葵、そして幸一の3名となった。

颯「神谷くんは一体何をするつもりなんだかわからないけど」
幸一「恋のキューピッドと言うか面白いからかき回してるだけ」
颯「それは、かき回す要素のない僕を追いやらなくてもいいのでは」
幸一「察しろよ。折角会えたんだ二人きりで話したい事ぐらいあるだろう」
颯「おや、神谷くんがそんな親切心だけで動くなんて珍しいね」
幸一「少しでも会えなかった時間取り戻しな、二人にはそれが必要だろうよ? ……とか言っておけば恩が売れるだろ?」
葵「それを言わなければ、売れたかも知れないわね」
幸一「お前にゃ通用しねぇよ、だから問題無いね。俺が打算でしか動かない事はね」

手をひらひらさせつつ、幸一は支部長室に引っ込むのだった。