シーン17
支部に帰還すると、剣が出迎える。颯は既に訓練所で待っているとのこと。
幸一は暇なら付き合え、と彼に言うが、模擬戦は勘弁してくれと表明。
見学だけでもいい、と幸一が言うと剣はしぶしぶついていく。
支部の地下に併設された訓練所では、剣の言の通り颯が待ち受けていた。
颯「なんだか申し訳ないね、皆。僕のせいで振り回しちゃって」
幸一「おう颯連れてきたぞ、まぁ違っても玲が尊い犠牲になるだけだから気にすんな」
玲「ちょっ、支部長それどういうことですか!」
一方、葵は訝しるように颯を見つめる。
幸一「それでどうだ? 双方あってんのか? 間違ってるのか?」
玲「なんかこう、ビビッと来た!とかないですか!」
颯「いや、合ってるも何も、僕は葵ちゃんの顔とか動向とか、ちゃんと把握してるからね……」
葵は右手のブレスレットを凝視した後、再び颯の顔に視線を戻す。
颯「ゆっくり話したいところなんだけど、まずは仕事を果たさないと、どうにもならないし」
颯「模擬戦、先に終わらせちゃおうか。 神谷くんも、それでいい?」
幸一「おう、構わんぜ。その後ゆっくり話しをするといいぜ」
この後、Dracheがごねたりなど色々あったが、結局、チーム分けは以下のようになる。
※尚、詩子と雪、剣は見学。
また、模擬戦のシステム的なルールは以下の通り。
- 戦闘結果は今後の展開には影響しないが、経験点算出には影響する。
- 敵チームのエフェクトはバランスも考慮し、一部追加や修正が行われている。エネミーエフェクトも使う可能性がある。
- 但しジャームではないのでEロイスは使用しない。
戦いを前に衝動が刺激される。
◆
戦闘は残った颯に、和樹が全力攻撃を決め、PC陣が勝利で終わる。
お互い満身創痍の中、お互いに満足の行く模擬戦となったようだ。
最終更新:2013年10月08日 21:16