天月市施設案内

天月市内にある、物語と関係してくるかもしれない施設案内。
物語の進行に合わせて増えるかもしれません。

■目次

【1】天月市駅

私鉄である天月市中央線・林間線の二つとJR路線が通る、天月市最大の駅。
JR線島式2面4線、私鉄線櫛形4面3線+島式2面3線と言う結構な規模の立体交差駅。
天月市はこの駅を中心に放射状に広がっているような立地となっている。
JR路線はもっぱら他市への移動の足掛かりのみに使われることが多く、
天月市中央線が最大の旅客量を誇る路線となっている。

  • 私鉄天月市中央線:ラインカラーは『実り』を意識したやや暗めの黄金色(
中心街を通り、南北に伸びる私鉄線。
天月市の南部は住宅街となっているため、通勤や遊興のための路線として幅広い層に使われ、平日休日問わず利用者は数多い。
両端は隣接の市街中心部まで伸びている。また、北部は学生街、産業街、温泉街と続き、更にそれを超えると山岳線である。

  • 私鉄天月市林間線:ラインカラーは『和み』を意識した深い緑色(
天月市駅から南西に向かって伸び、ぐるりと弧を描くようにして北西部の山間地域へと向かう路線。
中央部近くの沿線には高級住宅街を含む昔ながらの住宅街が広がっている。
その先は主に観光の為の路線となっており、めぼしい大きな施設もないため、
住宅街から外れた先の路線の利用客は特定の時期を除くとそれほど多くはない。
朝夕のラッシュ時を中心として、中央線北方面への相互乗り入れを行っている。


  • JR線:ラインカラーは赤(
藤篠市含む他市と天月市とを繋ぐ役割を果たすJR線。東西に伸びている。
JR線沿い、他都市との境目あたりに総合大学が存在しており、
天月市の人間がJR線を利用する場合は、大学への通学か、あるいは他都市への移動のみに限られている。

【2】UGN 天月市支部

ビジネス街の隅にある、使われなくなった雑居ビルが、現在の天月市支部の拠点である。
ビルの一階は空室となっており、一部の部屋を倉庫代わりに使っている。
二階部分に本部と支部長室。
それ以外にも幾つか空き室が存在し、そこは職員の寝泊りなどに使われている。
なお、“悪意の伝播(デリュージョン)” 鷲見・聖、“孤高の天才(ウィアードウィザード)” 天河・颯はここで寝泊まりしているようだ。
また、“ドラッケン” Dracheも支部内部に設置されているモバイルPC(持ち運びは可能)を基本の住処としている。
更に、嘗ての事件で家を失った(一説によれば『自ら破壊した』)“破城槌(デモリッシャー)” 神谷・幸一もここから学校等に通ったりしている様子。
三階部分に資料室と情報処理室が存在している。
資料室は新聞記事や蔵書など、紙媒体による記録・資料・知識書などがおさめられている。
情報処理室は大きなサーバ用パソコンが置かれている。
Dracheたん侵入しちゃだめよ!

【3】「やせいのおうこく」拠点

「学園前駅」四番出口前、学校帰りの学生を狙った飲食店や遊行施設を中心とした小規模繁華街にある、神城系の不動産企業所有の雑居ビル内3階。
多目的に使われる事務所の他、大会議室、応接室兼小会議室、資料室などが併設されている。
表向きは「学生を主体とした文化的活動を目的としたグループ」という名目になっている。
実際には若年層UGNイリーガルの集団による拠点として運用されているが、場所柄、特に事件などがなくてもたびたび集まっては益体の無い話に興じる若年層のオーヴァードたちの姿を見る事ができる。
"トランジスタガール" 藤宮・栞は学校以外の殆どの時間をここで過ごしているようだ。

【4】アパート「しののめ荘

支部である雑居ビルの近く、ビジネス街から少し外れた場所にあるアパート。
“涯ての静寂(サイレント・スノウ)” 霜月・雪、“不可視の硝刃(インヴィジブル)” 天理・剣はここで生活している。
第3話終了後からはストレイ・ハウンドの被験体であり、現在はオーヴァードとしての諸活動から手を引いている石巻・歩、宮下・綾子(NPC/天月市)も入居している。
近隣は小規模なアパート・マンション街となっており、主にビジネスマンや他都市から親元を離れてきた学生といった身分の者が暮らしている。
しののめ荘はその中に幾つかある、UGNとの関係の深いアパートであり、UGN職員や関係者の入居を優先的に受け入れている。
なお、管理人は非オーヴァードだが、オーヴァードの事情にはある程度通じている。
しののめ荘の管理人の娘は、「やせいのおうこく」所属である。

【5】四響院学園

私鉄天月市中央線「学園前駅」下車、一番出口から徒歩十五分。
天月市最大の河川である飛鳥川沿いに存在する、中高一貫の私立校。
校風は自由を売りとしており、生徒たちの自主性が大いに尊重される。
反面で「権利を主張するならばまず義務を果たすべき」との教育方針も有しており、勉学にもそれなりに力を入れている。
制服は女子セーラー服の、男子は学ラン。
代々の学園理事をつとめる四響院一族は、天月市の高級住宅街に居を構えており、一族出身の四響院・真理華は現生徒会長である。

【6】ショッピングモール

東側地域に存在するショッピングモール。
微妙にJRからも私鉄からも外れており、電車とバスを乗り継ぐか、
車で直接行かなくては辿り着けないため、休日以外はそれほど客は多くはない。
とはいえ規模はなかなかのもので、ファッション街、フードコート、
スポーツ用品店、ミュージック関連、コンピュータ関連、家電、
加えてサブカルチャー方面もカバーされているらしい。

【7】高級住宅街

天月市駅からみて南西部、林間線の沿線に広がる、上流階級御用達の住宅街。
天月市に元々暮らしている上流階級の家庭のほか、景勝地としての天月市を気に入った
他都市の上流階級の人間が別荘を構えるなどといった事例もある。
全体的に駅沿線には洋風の邸宅が多く、駅から離れるほど昔ながらの純和風の邸宅が多くみられるようになっている。

【8】北西部の山林

扇状地に発展した天月市には、山間部に隣接する場所が多くある。
北部~北西部に広がる山林は、山間から流れる河川と相俟って、
知る人ぞ知る隠れた景勝地として近隣住民にもそれなりの人気を誇る。
但し、奥深くではEXレネゲイドに侵食された存在が多く確認されており、
一般立ち入り禁止となっている箇所も数多くある。
これらの存在は、過去の大規模覚醒事件を境に急激に増加したと云われている。

【9】ビジネス街

天月市駅の南北線側出口(東側)に広がるビジネス街。
主に大企業の支社などが目立つが、UGNやレネゲイド事件に関係するような企業や、
表向き企業の体裁を取ったオーヴァード組織なども紛れているとの噂である。

市政の中心である天月市役所、UGN絡みの治療・入院も行っている天月総合病院はこのエリアにある。

【10】商店街

天月市駅の林間線側出口(西側)に広がっている昔ながらの商店街。
利用者は主に、ビジネス街近くのアパートやマンションに住む学生や社会人。
住宅街の住人たちが日常的に利用するには、少し立地的に厳しい商店街だが、
昔ながらの繋がりを大事にする人々は今もよくこの場所を利用しているようだ。

【11】住宅街

高級住宅街と隣接する南西部は昔ながらの、南北線の線路を境に向かい合う南部は比較的新興の住宅街となっている。
もちろん他の地域にも住宅地は散在しているが、住宅街と呼べるような大規模なものはこの二つである。
南西部の住宅街のうち、郊外にほど近いあたりは過去の事件で廃棄された場所となっており、立ち入り禁止区域となっている場所もある。

【12】上州湯本温泉郷

天月市北部郊外にある温泉街。最寄駅は中央線「上州湯本」駅。
駅の東側は昔ながらの旅館や民宿、小規模な土産物屋、寺社等が立ち並ぶ。
西側は再開発されており、ホテル、劇場や熱帯植物園など比較的規模の大きめな施設が建てられており、小奇麗な街並みになっている。
更に西方向に進むと、地熱発電の研究施設がある。

【13】美里スキー場

天月市北部郊外にあるスキー場。最寄駅は中央線「美里スキー場」駅。
元々小規模の集落があるだけの村落だったが、バブル期に開発された複数のスキー場と宿泊施設が立ち並び、
冬季は首都圏からも多数のスキー客が訪れる。現在はウィンタースポーツ全般が楽しめるようになっている。
少し離れた場所には、夏季の避暑目的の別荘もいくつか見られる。これは主に富裕層の利用が中心。

【14】貴戸沢神社

天月市北西部郊外にある神社。最寄駅は林間線「貴戸沢口」駅。
山間にある、小ぢんまりとした神社だが、嘗てこの地に追われた武将が身を隠した地として著名で、
年配層のみならず、聖地巡礼と称した歴女の参拝も頻繁にある。御利益は良縁・安産・家内安全祈願。
尚、正月は天月市住民が多数参拝するため、夜通し通勤ラッシュのような様相である。

【15】竜ヶ池森林公園

天月市北西部郊外にある広大な公園。最寄駅は林間線「竜ヶ池憩いの森」駅。
北東出口にレンタサイクルステーションがあり、竜神伝説が残る竜ヶ池を含む、広大な公園をゆったりと散策できる。
南西出口方向には竜ヶ岳と呼ばれる山があり、付近にはオートキャンプ場やいくつかのコテージがある。
春季から秋季にかけての週末はキャンプを楽しむ家族連れの姿を見る事ができる。
また、無料のアスレチック施設や遊歩道もこのエリアにある(勾配が北東側に比べると大きい為、サイクリングには向かない)。
特に秋は竜ヶ岳の紅葉が素晴らしく、この時期は紅葉狩りを楽しむ地元住民も多い。
遊歩道は隣駅の「竜ヶ岳登山道口」まで繋がっており、此方側からもアクセスできる。
尚、遊歩道は基本的に定められた経路以外は立ち入り禁止となっている。

【16】烏鷺間洞(うろまどう)

天月市北西部郊外にある、天然洞窟。溶岩洞。最寄駅は林間線「烏鷺間」駅。
独特の音響がするため、鳥の神が棲んでいるのだ、という伝説があり、その神は白と黒の翼を持つ鳥とされ、
そこから「烏鷺間」という名が与えられたという。
この洞窟の外にはその神を祭った社もあり、そこではこの名から転じた囲碁の大会が開かれる事もある。
洞窟は奥深くまで広がっているが、基本的に定められた経路以外は立ち入り禁止となっている。

【17】神城ワイナリー/神城ビール園

天月市の産業街外れにある神城酒造に併設された酒類提供施設。中央線「神城酒蔵前」駅最寄。
ここから北は各種果樹園が広がる地帯になっており、そこで生産された果実を使ったワイン等の酒類を製造している。
近年は研究(商品開発)目的としてのビール工場が新設、少量のビールも製造され、それはそのままビール園にて提供されている。
主に企業向けの小規模宴会・懇親会などに利用されており、評判はまずまずと言った所。

【18】産業街

天月市北部にある、産業街。
産業街の南部は主に物流の拠点となっており、神城グループその他大企業の倉庫や輸送拠点、
小規模の工場や研究所、その他広い敷地を必要とする企業の拠点などが並ぶ。
北部は主に食品関係の企業と問屋、工場が多く立ち並んでいる。
付随して各企業がアンテナショップ的に配置している小中規模飲食店、食料品店なども多い。

【19】果樹園

天月市北部、扇状地の麓に広がる果樹園地帯。葡萄・梨・桃・桜桃など、様々な果実が生産されている。
規模は小さい為、全国的な知名度はそれほどではないが、観光資源としての利用も大きく、
各果物の旬の季節には葡萄狩り・梨狩り……と言った直接的な利用、
更に酒やジャム、ドライフルーツなどに加工した土産と言った間接的な利用がなされている。
最終更新:2013年12月24日 06:35