ハツライ・ミミツキ

ハツライ・ミミツキ (耳憑 初雷) ID:475239

「東の海の向こうに良い国がある。私はそこから来た」
「すまない。また縁日(的当て)の景品になっていた」
「酒場? 俺のお薦めは焼き鳥だな。旨いぞ」

海を渡り、遥か東の国から来た元貿易商。人間です。
国の知名度のなさになかなか商売が上手くいかず、こうなったら冒険者になって宣伝するしかない。

癖のある黒髪に、金~黄土色の座りぎみの目。
老け顔で眉間にしわ。表情はあまり変わらない。
高い背と魔法使いにしてはがっしりとした体格。
商売にはおおよそ向いてないように見えて、やっぱり一般のお客相手は苦手。
だが同業者相手の交渉にはなかなかの実力者。特技は暗算。

こんななりをして、性格は割とお茶目。軽口を叩くことはほぼ無いが、案外喋る。
真顔で冗談を言うので、天然ボケと間違えられる。声は低め。酒豪。
今は商売はしていないので売りつけはしませんが、さりげに自国自慢やアピールします。
普段は「私/貴方」。砕けると「俺/お前」。
目立ちたいわけではないが、戦闘では前に前に出る癖がある。

そして……頭に狸耳。
獣人ではなく、呪いのようなものらしい。
本人は良くも悪くも思ってないが、商売相手が油断してくれるので重宝はしている。

ヒノキの棒からマジカル☆ロッドまで武器は選ばないが、大福帳を武器か腰にいつもぶら下げている。
曰く、頑張ろうって気持ちになるらしい。
本当は中身は金の霊符。金貨を消費して枚数増やされているらしいどうでもいい設定。

◆耳憑家
血の濃い薄いは関係なく、ちょくちょく獣の耳(種類関係なく)や角と、へんなアホ毛を持つ子が生まれる家系。
言い伝えではご先祖が神様のお供え物をちょろまかした罰らしい。
見た目が少々奇っ怪なだけで、特に何か力があるわけではない。

※一緒に冒険に行く度に好感度が上がるシステム採用
レリック・カーライル

黄金暦211年 11月 人型の怪物討伐依頼
洞窟の中はかなり長く続き、入り組んでもいた。
内部でうごめくのはいくつもの死人の群れ。冬で良かったと思う。
しかし皮肉なものだ。
この者達も以前はどこかの誰かだったわけで、それが死んだら人型の怪物扱いだ。
いや、動く現象をアヤカシと呼ぶべきか。未練があるのか。
確かに俺もこの場で死んだら土には還れんな。
…………225の同期達は埋葬して貰えたのだろうか。俺はしてもらえるのだろうか。
せめてこの道中で出会った分は、完全に灰としてやろう。
帰りにまた腐敗物の横を通るのが嫌なんじゃないからな。

黄金暦211年 10月 人型の怪物討伐依頼
やれやれ、また討伐依頼か。
実力相応の依頼が受けられるなら、贅沢は言わないつもりであったが……
珍しいものをもっと見て、手に入れたいと願ってしまうのは随に染み込んでいるのだろうな。
そんな事を考えて少し気を抜いた瞬間、オーカーゼリーに不意打ちを仕掛けられた。
このような時に、あっけなく命は転がって行くものなのだな。

黄金暦211年 9月 人型の怪物討伐依頼
今月は金貨の消費がかなり少なくて済んだ。
運が良かったのか、はたまた誰かの勘が良かったのか、何にも出くわさず一直線に目的までたどり着けた。
浮いた分で羽織りを新しく仕立て直しに行くとしよう。
どれもかなり痛んで来ている上に、もう少し攻撃に対する耐久力も仕込まなくてはいけない。

(※全く別のオリキャラ注意)
+ ...
夜中。かなり遅くなって酒場へふらりと寄ると珍客が居た。
討伐依頼の対象とならないのが不思議な程の出で立ち。
獣人の上半身に獣の下半身、大樹の角を生やし、長い髪やたてがみを蓄えている。
俺も知らない異国の琴を弾き、男とも女とも分からぬ声で歌っていた。

   墓場の子ねずみ旅に出た
   三匹そろって旅に出た

   やさしい末っ子 すぐ死んじゃって
   おくびょうッ子が しえかえしへ
   けれどもやっぱり 死んじゃって
   最後のにぃさん 涙のかわりに斧を持つ
   そしたらやっぱり 死んじゃって
   世界は終わって平和になった

   棺はカエルよ元の家 めでたしめでたし
   添えた花は二輪分 枯れて風に乗っちゃった

よく聞き取れないが、どうやらまた死者が出たようだ。
明日は我が身と言えないよう、準備は整えておこう。

黄金暦211年 8月 人型の怪物討伐依頼
街の外れに集まった討伐メンバーを見て身震いしたさ。
なんせ全員持っている獲物が杖だったのだからな。
自在に飛び交う魔法はそれはもう圧巻だった。俺のは霊符と言った方がいいが。
妙に気になったのが、俺以外の同行者が全てそっくり、同系統の名前だったこと。
流行言葉で言うならば【中の人が同じ】。と、言うことだろう。
共に冒険へ出てみたい人物は山と居るのに皮肉なことだ。

そんな中、同行者の一人が死んだ。刹那の出来事だった。
思い返せばゾッとしたのは死者が出たで事ではない。
崩れ落ちた肉の塊には目もくれず、あまり見ることのない他者の魔法を意識し続けた俺自身の行動だ。
俺もかなり『冒険者』に侵されてきてると言うことだろう。

これは街に戻ってから知ったことだが、酒場での良い飲みっぷりに気になっていた同期が亡くなったらしい。
いつか飲み交わしてみたい思っていたのだが……叶わなくなったな。

黄金暦211年 7月 人型の怪物討伐依頼
酒場で聞いた話だ。人型の怪物に兄弟がやられたと、そこそこの騒ぎになっていたことがあったそうだ。
当然警戒したさ、俺の依頼も人型の討伐だったからな。
しかし結果は意外と上々。人型の怪物はゴブリンで、初めての冒険の時の経験が活きた。
収穫と言えば、俺が思っていたよりも不器用な人間だと言うことが分かったことか。(※宝箱が開けられなかった)
過剰に警戒したせいか、体力よりも精神の方がかなり参ってしまった。
緊張と余裕のバランスも難しいな。

黄金暦211年 6月 鉱脈捜索依頼
今回舞い込んできた依頼は鉱脈捜索。当たればかなり大きな利益になるだろう。
だがかなり胡散臭い依頼だった。そして案の定空振りだ。
あげくに毒ガスの罠でまだ不快な咳が続く。少し不味いかもしれないな。
先月はかなりの数の同期が冒険の途中で命を落としたらしい。
俺はまだ死ねない。
いずれは俺も墓標もない最後になるだろうが、俺たちの貿易船に続く同士達の為に。少しでも名を上げておかねば。

黄金暦211年 5月 巨大な怪物討伐依頼
やれやれ、ある意味驚いた。
巨大な怪物と言うから、どんなのが出てくるかと思えば巨大な蟻だ。
拍子抜けしたと同時に、久しぶりに恐怖もしたよ。
子どもの頃、実家の庭で大スズメバチをハエ叩きで叩いてしまったとき以上だ。
お陰で見つけたアイテムは全て他のメンバーに持って行かれてしまった。
普通の蟻退治なら我が国の偉大な発明品、蟻の巣コ○リで一発なんだけどなぁ。

黄金暦211年 4月 はじめての冒険 (※プロフを見て印象が変わったので訂正しました2/27)
駆け出しにも満たないやつらにはこれだと、ゴブリン退治に行った。
内容は普通だった。海の上の方がよっぽど危険だったよ。
ゴブリンのため込んでいた物の中で使えそうなのはロングボウぐらいか。
言いくるめて持って帰ってきたがそれほど価値はなさそうだ。
目利きが落ちたか。それとも俺も一丁前に興奮と緊張をしてるのだろうか。
しかし初の戦利品だ。記念にしておこう。

気になったやつと言えばレリックと言う少年。
早く冒険へと意気込む連中が多い中で、一人二の足も三の足も踏んでいるようだった。
冒険者を強要されたわけでもなさそうなのに。
ま、事情はそれぞれか。俺も人のことを気にしている余裕は今後ないだろうな。


【初期ステータス】(黄金暦211年 4月)
称号 :海港のハツライ・ミミツキ
年齢 :24歳
性別 :男
出身地 :海港
出身家 :ミミツキ
装備品 :杖
冒険者になる前の生活 :商人
冒険者になったきっかけ:故郷に錦を飾りたくて
能力:
  筋力 / 77 耐久 / 87
  敏捷 / 79 器用 / 93
  知力 / 127 魔力 / 115
  感応 / 99 運勢 / 100
モラル:
  金銭欲:貧弱
  名誉欲:過剰
  正義感:皆無
  緊張感:皆無
  克己心:普通


PL:六命のロアー(2394)PL Twitter@koCakuro

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最終更新:2012年03月04日 01:48
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