受験に勝つ基礎概念―敵を『正しく』分析し、理解する―


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

私が高3の頃、周囲では「某私立大学センター9割説」というのが有名だった。何の、ある子が予備校で聞いてきたことによると、その某私立大学にセンター利用で受かるには、センター9割が原則なのだと言う・・・。
ところがその大学は、河合や駿台の偏差値にして60未満。とすると、明らかにセンター75~80と取るのが常識で、9割はまさしく東大標準クラス、早慶クラスとなってくる。
すると、考えられることは一つ・・・。

情報が間違っている

ということでして・・・。


扨、ここで皆さんに質問。

東大文科に入る為に必要なセンター得点率は?


「ふざけるな、9割4分に決まってる!」「うわ~・・・愚問・・・」

と思った人、『受験誤情報にダマサレテイマス』。ご注意を。
別に、「はい、そうです。東大に入るには、先ずセンター9割要ります」なんて話で終わるなら、こんなページなんてハナから作りません・・・というのは解る筈。
では、正確にはどうなのでしょうか?


事実からいくと、東大に必要なセンター得点率は、文類でおおよそ85%、理類でも同じくらいがまずまずのラインと言えます。いえ、これは私の勝手な想像でも何でもなく、実際に東大の募集要項に記載されている事項ですし、赤本でもセンターと二次の合算で6割ちょっと超えるくらいだと明記しています。また、各予備校が出している合格者の成績(自己採点結果でしょうが)でも、9割を超えているのはごく少数派で、目立たないページの生徒さんは9割に届いていないケースも稀ではないわけです。
つまり、東大に「受かる」だけならセンター9割も必要ないわけです。勿論、9割取れるにこしたことはないんですけどね。ところが、配点は二次に比重が置かれ、どっち道二次で取れないと合格は非常に困難を極めるのは言うまでも無く。(知っている人は知っている、東大・京大・一橋のセンター:二次の比重は異常)つまり、二次での教科数的負担に加えて記述の難易度も加えると、センター如きでの失点は論外、ということです。もっとも、赤本などに掲載されている「センター最低素点」では80%前後ですが、これだと二次での挽回は限り無く難しいです。仮に80%ギリギリ得点したとして、圧縮点はおそよ90点程度。二次合算から引くと、おおよそ250。即ち各教科50そこそこ。しかし、これはセンターの難易度や二次の難易度を一切考慮していないので、結局センター85%ないと厳しいのは現実の問題であることには変わりない。

何はともあれ、口コミというのはなかなか苦しいことが多いもの。幾日か前に、嘘の口コミを書かせているという事件がありましたが、結局、口コミは消費者の主観が入ってしまい、正確な情報ではなくなる可能性も少なくないわけです。ですから、やはり最後は自分の五感をフルに活用して正確な情報を知り、正確に分析出来ることが何より重要になるわけです。
メディア・リテラシー(と言うより、情報活用力)とやらが欠けている人は、この先色々苦労するでしょう、ということで一旦締めくくっておきましょう。

次いで、東大や京大にみられる傾向による、勉強方法について少し触れてみましょう。
次へ