OpenWRTインストール後の初期設定

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OpenWRTインストール後の初期設定」(2020/03/14 (土) 23:04:54) の最新版変更点

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BHR-4GRV/BHR-4RVを前提として、OpenWRTインストール後の初期設定について記述します。 *管理者パスワードとSSH Access設定 最初に管理者パスワードを設定します。 LuCIのメニューの「System」タブ→「Administration」タブを選び、管理者パスワードを設定します。 また、LAN側からだけSSHで接続できるようにします。 同ページの SSH Access にて Dropper Interface として LANを指定します。 安全のためには公開鍵方式での認証にすべきですが、VPNで接続後にLAN側から接続できるので、あえてWAN側からのSSH接続する必要はない。。。と思うので本文書では割愛します。 *host名とタイムゾーン LuCIのメニューの「System」タブ→「System」タブを選び、このルータ本体のホスト名とタイムゾーンを設定します。 *その他Network設定 後はNetworkメニューからPPPoEやLAN、DHCPの設定などを行います。 *fw_env.config設定 u-boot変数領域をOS上から参照・設定ができるようにします。 fw_printenv で参照、fw_setenv で設定ができますが、設定ファイルが空なのでエラーになります。 以下のファイルを作成する必要があります。 /etc/fw_env.config 記述内容は機種によって異なります。OpenWRTにSSH loginして、flashパーティションを確認して値を設定します。 以下は BHR-4GRV の例です。 #cat /proc/mtd dev: size erasesize name mtd0: 01000000 00010000 "spi0.0" mtd1: 01000000 00010000 "spi0.1" mtd2: 00040000 00010000 "u-boot" mtd3: 00010000 00010000 "u-boot-env" mtd4: 00010000 00010000 "ART" mtd5: 00100000 00010000 "uImage" mtd6: 01e80000 00010000 "rootfs" mtd7: 01cb0000 00010000 "rootfs_data" mtd8: 00020000 00010000 "user_property" mtd9: 01f80000 00010000 "firmware" 必要なのはこの箇所です。u-boot変数領域はmtd3 でsizeが10,000byte、erasesizeも 10,000byteであることがわかります。 mtd3: 00010000 00010000 "u-boot-env" この場合、/etc/fw_env.config は以下のようになります。 cat /dev/mtd/3 するとわかりますが、u-boot変数領域はmtd3の先頭から始まっているのでoffset値は00000でOKです。 # MTD device name Device offset Env. size Flash erase sector size /dev/mtd3 0x00000 0x10000 0x10000 ここでの設定値が正しければ インストール準備の際にubootenv list コマンドで表示されたのと同様の表示が出ると思います。 #fw_printenv |機種|/proc/mtd の値|fw_env.configの設定値|備考| |BHR-4GRV|mtd3: 00010000 00010000 "u-boot-env|/dev/mtd3 0x00000 0x10000 0x10000|WZR-HP-G450Hも同じだと思われます。| |WZR-HP-AG300H|mtd3: 00010000 00010000 "u-boot-env"|/dev/mtd3 0x0 0x10000 0x10000|| |WZR-HP-G300NH|mtd1: 00020000 00020000 "u-boot-env"|/dev/mtd1 0x00000 0x20000 0x20000|| |WHR-G301N|mtd1: 00002000 00010000 "u-boot-env"|/dev/mtd1 0x0000 0x2000 0x10000|erasesize がsizeより大きいのでfw_setenvはうまく動作しないと思われます。| BHR-4RVは bootloader が u-bootではなく CFE なのでOSからは参照できないようです。 *
&setpagename(OpenWrtインストール後の初期設定) BHR-4GRV/BHR-4RVを前提として、OpenWrtインストール後の初期設定について記述します。 *管理者パスワードとSSH Access設定 最初に管理者パスワードを設定します。 LuCIのメニューの「System」タブ→「Administration」タブを選び、管理者パスワードを設定します。 また、LAN側からだけSSHで接続できるようにします。 同ページの SSH Access にて Dropper Interface として LANを指定します。 安全のためには公開鍵方式での認証にすべきですが、VPNで接続後にLAN側から接続できるので、あえてWAN側からのSSH接続する必要はない。。。と思うので本文書では割愛します。 *host名とタイムゾーン LuCIのメニューの「System」タブ→「System」タブを選び、このルータ本体のホスト名とタイムゾーンを設定します。 *その他Network設定 後はNetworkメニューからPPPoEやLAN、DHCPの設定などを行います。 *fw_env.config設定 u-boot変数領域をOS上から参照・設定ができるようにします。 fw_printenv で参照、fw_setenv で設定ができますが、設定ファイルが空なのでエラーになります。 以下のファイルを作成する必要があります。 /etc/fw_env.config 記述内容は機種によって異なります。OpenWrtにSSH loginして、flashパーティションを確認して値を設定します。 以下は BHR-4GRV の例です。 #cat /proc/mtd dev: size erasesize name mtd0: 01000000 00010000 "spi0.0" mtd1: 01000000 00010000 "spi0.1" mtd2: 00040000 00010000 "u-boot" mtd3: 00010000 00010000 "u-boot-env" mtd4: 00010000 00010000 "ART" mtd5: 00100000 00010000 "uImage" mtd6: 01e80000 00010000 "rootfs" mtd7: 01cb0000 00010000 "rootfs_data" mtd8: 00020000 00010000 "user_property" mtd9: 01f80000 00010000 "firmware" 必要なのはこの箇所です。u-boot変数領域はmtd3 でsizeが10,000byte、erasesizeも 10,000byteであることがわかります。 mtd3: 00010000 00010000 "u-boot-env" この場合、/etc/fw_env.config は以下のようになります。 cat /dev/mtd/3 するとわかりますが、u-boot変数領域はmtd3の先頭から始まっているのでoffset値は00000でOKです。 # MTD device name Device offset Env. size Flash erase sector size /dev/mtd3 0x00000 0x10000 0x10000 ここでの設定値が正しければ インストール準備の際にubootenv list コマンドで表示されたのと同様の表示が出ると思います。 #fw_printenv |機種|/proc/mtd の値|fw_env.configの設定値|備考| |BHR-4GRV|mtd3: 00010000 00010000 "u-boot-env|/dev/mtd3 0x00000 0x10000 0x10000|WZR-HP-G450Hも同じだと思われます。| |WZR-HP-AG300H|mtd3: 00010000 00010000 "u-boot-env"|/dev/mtd3 0x0 0x10000 0x10000|| |WZR-HP-G300NH|mtd1: 00020000 00020000 "u-boot-env"|/dev/mtd1 0x00000 0x20000 0x20000|| |WHR-G301N|mtd1: 00002000 00010000 "u-boot-env"|/dev/mtd1 0x0000 0x2000 0x10000|erasesize がsizeより大きいのでfw_setenvはうまく動作しないと思われます。| BHR-4RVは bootloader が u-bootではなく CFE なのでOSからは参照できないようです。 *

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