「………此処の空は、少し狭すぎる。」

「狭くない空を知っているの?」

「いや、しらん。私はこの空しか見たことが無い。……しかし、確かに狭いと感じるな。」

「じゃあ、前世に、生まれてくる前に、もっと広い空をみたんじゃないの?」

「かもしれん。前世があるとしたら……おそらく鳥だったんだろう。広すぎる空を、彷徨い続けてな。」

「鳥かぁ………あ、もしかすると烏だったかもね?」

「はははっ、そりゃいいな。」