リプレイ:偽りの花嫁はどこに

※注意事項※
これはCATACLYSM DDAの手記風リプレイ読み物です。

『六度目の仕事をしていたときだった"その日"が来たのは

 時折聞こえるサイレン、轟音、悲鳴──地上の惨状は音だけでも理解できた。
 丸三日、私は新しい親族たちや友人と地下にいた。

 小さなシェルターだ。水や食料が已に底をついていた。
 地上の惨状は静まりかえっていたことから、幾人かが名乗りをあげて調べに行った。
 そして帰ってこなかった。このシェルターには老人と女子供しかいなくなってしまった。

 あれから四日
 新しく様子を見に行った者たちがいた。
 彼らも戻ってこなかった。

 (ページが抜けている)

 XXX 一日目
 食料が尽きたことから、私はシェルターをでることにした。
 外があの様なのだから、救援を待つのは無駄というものだろう。
 非常灯の中で使い込まれた道具は刃が潰れていた。
 長い間相棒だったので心残りがあるが荷物になるのでさようならだ。
 即席の道具を見繕い、町を目指した。

   裁縫0→1
   ウェディングドレス、下着、ドレスシューズ、Newハンドラップ、Newポーチ、New 簡易スリング、New 釘板の罠*6

 町に出ると、見知った服装の"ゾンビ"をみつける。
 悲しいけど既に日が経ちすぎていた。彼の体は完全に…手遅れだ。
 彼を打ち倒し、そして何も出来る事も無くその場をさらざるを得なかった。
 日が暮れるまでにしなくてはならないことがあるのだ。
 ニ軒ほど先まで外的を排除し、探索を続け、日がどっぷりと暮れるころ、見知らぬベッドで眠りについた。

   New ライター、New レンチ、New 懐中電灯、New ドライバー、New はさみ、New ダクトテープ

 二日目
 夜明け前、ゾンビたちがいなくなったせいか、多少の生き物を気配を感じる。
 先日用いた罠を家の周りに配置していたおかげか、消耗した動物が何体か狩れた。
 夜明けには火をおこし、不味いながら肉を口にした。
 悲しいけれど当分、いえもしかしたら永遠に美味しい食事というのは絶望的な状況だ。
 私は知らず知らずのうちに涙をこぼしてしまった。

 探索を続ける。今必要なのは生きるための力だ。
 犬や熊のゾンビだっているのだ。生半な防備ではダメ。
 探索に──いえ、生存に向いた身なりを整えなくては。

   裁縫1→4
   New レザーアーマー、下着、New ポットヘルメット、New 補強指貫グローブ、New ライナーグローブ、New ブーツ、New バックパック、釘板の罠*11、New 自作マチェット

 三日目
 ほぼ丸一日かけて準備を整えた。
 革製品を切ったりつないだり……最後は納得がいくものが出来たからよしとしましょう。
 あと、途中で見つけた芝刈り機の刃で簡易的な武器を用意。
 ちゃんとしたものがあればそれに越したことはないけれど。
 得物があるだけで少し安心する。

 四日目
 噛傷から炎症を起こしたらしく薬を求めて無理をした。
 薬局は既に荒らされたあとで何もなく絶望したが、その後なんとか個人宅で抗生物質を見つけることができた。
 飢えと渇きに耐えかねて、痛む体を引きずって深夜徘徊した。
 その結果ヘラジカと遭遇し、死にかける。
 シカもあと一歩といった体だったが、こちらも同様。無理せず深追いせず逃げることにした。
 あとから考えても、痛みで鈍い体で分の悪い掛けにでなかったことは正しかったと思う。
 泣きながら、手当をして、無理やり就寝。

 五日目
 雨だ。手製の漏斗で水を集める。
 そのまま飲みそうになる衝動を抑えて煮沸消毒してから飲む。
 僅かな食料を開封し、感謝の祈りを捧げて一日を終える。

 六日目
 雨は酸の雨になった。異常気象なんてものじゃない。
 ゾンビと言いこの雨といい、いったいなにが起きているの?
 丸一日の休養によって体に痛みはない。
 手製のレインコートとフードを着込んで、外を回る。
 案の定灼けた動物たちが転がっている。
 これをさばいて肉を。さらに近場の木々を漁って果物を手に入れた。
 今の私にとって貴重な水分だ。

 七日目
 町を探索していたら生存者に出会えた!
 彼のおかげで今日の食事はとても楽しかったわ!

   New 弓鋸、New はんだごて

 八日目
 昨日の彼は斧と拳銃を持っていた。
 あやうく痛い目をみるところだったことを半生する。
 今日まで罠と投石で上手くしのげているけれど、
 もっとタフなゾンビや銃器を持つ相手には少々心もとない格好だと考えさせられたわ。

 九日目
 廃車を分解してキャリーを作ったわ。
 これで収集が楽になるわね。

 クレーター──これが"あの日"聞こえた轟音の場所?
 軍人らしき遺体がある。ゾンビ化してない。他の人と何か違うのかしら?
 ボロボロだけれど防弾チョッキを手に入れた。
 サイズも合わないし、私には使えないわね。
 …でも、これ参考になるわ。明日拾ってこよう。

   New コンバットナイフ New IDカード(軍)

 十日目
 彼のもってた清涼飲料水のせいね。体調を崩した。
 もったいないから飲むなんてするんじゃなかったわ。
 果物をとっていたけどビタミン足りてなかったわね…。
 ああ。よりによって遠出した先で体調をくずすなんて。
 ほとんど無防備な家屋で祈りながら体を休めるほかにないわ。

 十一日目
 喉が乾く。外はあいにく酸の雨。

 十二日目
 失敗した。一昨日のうちに戻っておくべきだった。

 十三日目
 なんとか生き延びて戻れた。

 十四日目
 ここ数日のことについてまとめておこう。
 風邪を引いて、篭っている間に食料不足。
 回復後に外に出た時点で本調子でなく、囲まれ捌ききれない。(罠がアレばマシだった?
 苦し紛れに、家財を壁にしながら放火。
 三軒犠牲にして、ほうほうの体で戻る。
 保存してあった水を飲み干しても物足りない。
 漏斗の水は諦めていたけど、何故か酸性じゃなかった。神に感謝。

 十五日目
 万全の体制でキャリーの回収に。
 途中でキャンピングカーを見つける。
 車体はもう駄目だけれど、中に飲料水がまだあった。
 嬉しい誤算ね。

 十六日目
 丸一日かけて、新装備を開発。
 軍の装備を真似て服と収納を一体化させてみた。

   軽量サバイバースーツ、軽量サバイバーハーネス、軽量サバイバーグローブ、軽量サバイバーブーツ

 ちょっと行ってみたいところが出来たので、残りの資材でサイドカー付きバイクを修繕した。
 ダクトテープでグルグル巻きにしただけだけど、大丈夫。…大丈夫よね?

 十七日目
 軍の備蓄倉庫(?)にいってみた。
 銃や火器でもあればとおもったけどそんなものはなかった。
 でも、……白衣の遺体があったわ。
 ちかくのラボの職員ね。遺体の状態もずっと悪い。あの日より前かしら?

 研究員の所持品を漁ってみたけど、とても信じられない。
 情報を整理してみよう

 (ページが破れている)

 ??日目
 あのラボへ明日いってみよう。確認しなくちゃいけない。
 もしかしたら──……』

 続きは読めそうにない。
 ……ここがそのラボなのだろうか。
 顔をあげると、何かがいたと思しき強化ガラスの檻は無残に砕け、沈黙を保っている。
 男は血と水で濡れたメモ帳を閉じると、それの入っていた焼けたポーチを手放す。
 床に落ちたポーチからは破損したポットボトルが顔をのぞかせていた。

 多数の爆破痕のが残る研究所の探索を再開したが、結局メモの持ち主らしき遺体も血痕もみつけることは叶わなかった。
 先刻までいたであろう彼女はここでなにかを成し遂げたのだろうか、それとも……。

【おわり】



■あとがき
 うちきりENDです!
 そしてごめんなさい。作中に人(NPC)が出てきたように書いてあるが、あれは嘘だ。
 NPCはオフでしたすみませんえんしゅつですすみません。
 サバイバー装備に至る流れをリプレイで書こうという試みでした。

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