リプレイ:キモオタだって精一杯生きていけるんだ・真1

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**とあるオタクの手記 1冊目 #image(SS1.png) シェルター内の備え付け地図を手にとって周辺状況を確認する。 森の囲まれている為、ある程度の肉や果物には困らないと言った印象だ。 まずは少し歩いて南東に固まっている3棟にお邪魔した、簡易バールでドアをこじ開けるが罪悪感は感じない。 生きる為には仕方のない事だし、家主ももう居ないと思っているからだ。 しかし・・・・・・めぼしい物はあまり無い、仕方ないので冷蔵庫にあったコーラを飲みながら家の中に落ちていた裁縫の本で勉強する事にした。 ---- しまった、裁縫の勉強をしていたらすっかり夜になってしまった。 家に落ちていた懐中電灯を手にとってもう少し探索を続ける事にする、向かいの住宅の中には拳銃のM1911とそれの弾が落ちていた。 ありがたい、ぎこちない手つきで弾を込めてから構えてみる 長らく頼りになりそうだ。 拳銃を手に入れる事が出来て幸先良い、そう思いながら鼻歌混じりに道路を歩いていると民家の中から男の人に声を掛けられる。 「このクソデブ野郎!その銃をとっとと捨てやがれ!」と。 男が何に対して興奮しているかは分からない、その手にはキラキラと光るナイフが握られている、何もするつもりは無い。 こちらに敵意は無い事を精一杯伝えようとしたが、相手は聞く耳持たなかった、窓を開けてこちらに一直線に向かってくる! 何故だ、何故生き残る事が出来た僕達がこんなくだらない事で殺しあわなければならないのか! 相手の得物がぼくの身体に触れるか否かの距離まで引きつけ、相手の眉間を狙って引き金を、引いた。 大きくのけぞる男、リコイルで痺れるぼくの手、額に開いた穴からはドクドクと血が溢れ、頭の中の一部が辺りに飛び散った。 吐き気に襲われ、言い訳をする やらなきゃ殺されていたんだと、そう思わければ人を殺したと言う罪の重さに苛まれそうだった。 世界が終わってしまっても、人としての道は踏み外したく無いと思っていたのに、どうして・・・どうして・・・。 ……泣いていても仕方ない。 相手の持っていたバックパックを背負い、持っていたダイヤモンド製のナイフをそっとポケットに閉まってぼくはその場を後にした。 ---- やるべき事は銃の弾丸の確保だ、M1911に対応する45口径の弾は100発分しか無い。 相当切れ味の良いダイヤモンド製ナイフで戦うと言う手もあるが、接近戦はリスクが高い。 まずは弾を確保する事を優先するべきだと考えたぼくは東へ向かって歩き出すと、兵士のゾンビがぼくの目の前に現れた! 離れた箇所から数発撃ってみるも効果はあまりあるようには感じられない、だから僕はできる限りゾンビを引きつけて頭を狙って撃った、当てにくいならば近くで撃てばいい。 件のゾンビが装備していたジャケットはボロボロで着る気には慣れなかったが、持っていたダッフルバッグを開けると……すごい! RM88 BattleRifleだ!更に狙撃銃化キットまで入っていた!使いこなせるようになればこれほど頼もしい武器は無いだろう! ウキウキ気分でバックパックの中身をダッフルバッグの方へ移して背負う、少し身体は動かしにくいが今のところは拳銃でやっていけそうだ。 その先に見えるのは白衣を来た人たちの死体だ、どこかの研究者だろうか、CBMと水を大量に持っていたのでありがたく頂戴している途中、奇妙な物を見つけた。 何の法則性を感じさせずに次々と色が変化している液体が入っているガラスフラスコだ。 なんだこれは? ゴム製の蓋を取って匂いを嗅いでみる、とても甘い匂いがする 思い切ってそれの中身を飲んでみる……か、身体の調子がおかしい! 毒か!? いや、違う!毒なんかじゃない!むしろ身体に力が湧いてくる!少し力が強くなった気がするし、走るのも速くなった気がする!なるほど、人の身体を強化する薬だったのだろうか? 今後は同じ物を見つけたら積極的に飲んでみよう
**とあるオタクの手記 #image(SS1.png) シェルター内の備え付け地図を手にとって周辺状況を確認する。 森の囲まれている為、ある程度の肉や果物には困らないと言った印象だ。 まずは少し歩いて南東に固まっている3棟にお邪魔した、簡易バールでドアをこじ開けるが罪悪感は感じない。 生きる為には仕方のない事だし、家主ももう居ないと思っているからだ。 しかし・・・・・・めぼしい物はあまり無い、仕方ないので冷蔵庫にあったコーラを飲みながら家の中に落ちていた裁縫の本で勉強する事にした。 ---- しまった、裁縫の勉強をしていたらすっかり夜になってしまった。 家に落ちていた懐中電灯を手にとってもう少し探索を続ける事にする、向かいの住宅の中には拳銃のM1911とそれの弾が落ちていた。 ありがたい、ぎこちない手つきで弾を込めてから構えてみる 長らく頼りになりそうだ。 拳銃を手に入れる事が出来て幸先良い、そう思いながら鼻歌混じりに道路を歩いていると民家の中から男の人に声を掛けられる。 「このクソデブ野郎!その銃をとっとと捨てやがれ!」と。 男が何に対して興奮しているかは分からない、その手にはキラキラと光るナイフが握られている、何もするつもりは無い。 こちらに敵意は無い事を精一杯伝えようとしたが、相手は聞く耳持たなかった、窓を開けてこちらに一直線に向かってくる! 何故だ、何故生き残る事が出来た僕達がこんなくだらない事で殺しあわなければならないのか! 相手の得物がぼくの身体に触れるか否かの距離まで引きつけ、相手の眉間を狙って引き金を、引いた。 大きくのけぞる男、リコイルで痺れるぼくの手、額に開いた穴からはドクドクと血が溢れ、頭の中の一部が辺りに飛び散った。 吐き気に襲われ、言い訳をする やらなきゃ殺されていたんだと、そう思わければ人を殺したと言う罪の重さに苛まれそうだった。 世界が終わってしまっても、人としての道は踏み外したく無いと思っていたのに、どうして・・・どうして・・・。 ……泣いていても仕方ない。 相手の持っていたバックパックを背負い、持っていたダイヤモンド製のナイフをそっとポケットに閉まってぼくはその場を後にした。 ---- やるべき事は銃の弾丸の確保だ、M1911に対応する45口径の弾は100発分しか無い。 相当切れ味の良いダイヤモンド製ナイフで戦うと言う手もあるが、接近戦はリスクが高い。 まずは弾を確保する事を優先するべきだと考えたぼくは東へ向かって歩き出すと、兵士のゾンビがぼくの目の前に現れた! 離れた箇所から数発撃ってみるも効果はあまりあるようには感じられない、だから僕はできる限りゾンビを引きつけて頭を狙って撃った、当てにくいならば近くで撃てばいい。 件のゾンビが装備していたジャケットはボロボロで着る気には慣れなかったが、持っていたダッフルバッグを開けると……すごい! RM88 BattleRifleだ!更に狙撃銃化キットまで入っていた!使いこなせるようになればこれほど頼もしい武器は無いだろう! ウキウキ気分でバックパックの中身をダッフルバッグの方へ移して背負う、少し身体は動かしにくいが今のところは拳銃でやっていけそうだ。 その先に見えるのは白衣を来た人たちの死体だ、どこかの研究者だろうか、CBMと水を大量に持っていたのでありがたく頂戴している途中、奇妙な物を見つけた。 何の法則性を感じさせずに次々と色が変化している液体が入っているガラスフラスコだ。 なんだこれは? ゴム製の蓋を取って匂いを嗅いでみる、とても甘い匂いがする 思い切ってそれの中身を飲んでみる……か、身体の調子がおかしい! 毒か!? いや、違う!毒なんかじゃない!むしろ身体に力が湧いてくる!少し力が強くなった気がするし、走るのも速くなった気がする!なるほど、人の身体を強化する薬だったのだろうか? 今後は同じ物を見つけたら積極的に飲んでみよう ---- いくつか銃火器専門店を巡って弾もそれなりに集めた しばらく戦っていくには困らないだろう。 ダッフルバッグにもそろそろ物が入らなくなってきた、歩くのもしんどくなってきたし車等の移動手段が欲しい。 ……機械工学の本を読んで必要最低限の組み立て分解はできるようにしようと誓った。 この世の全てが壊れてしまうと人は生き延びる為に必死になるのか、はたまた抑圧してきた自分を解放したがるのか。 一方的に武器を捨てろと叫んで拒否したら攻撃してくる人たちが大半だ、説得しようにもキモメンの言う事なんか耳に入れない。 しかしだ、こちらは明らかに飛び道具持ちなのにこぞって相手は刃物や鈍器で攻撃してこようとする、だからぼくはゆっくりと銃を構えて引き金を引く。 それだけで先ほどまでギャーギャーまくし立てる相手は二度と動かなくなる、殺さなきゃ殺されてしまう、無理矢理自分を納得させるしか無かった。 街から少し離れた所に建っている民家に持ち歩いていた荷物を全て床にブチ撒ける。 ようやく一息付ける拠点を発見出来たのだ、服は脂汗が乾いて悪臭を放っている為それを脱ぎ捨ててトイレタンクの水と固形石鹸でジャブジャブ洗って簡単に干しておく。 4日ほど軽く寝て起きての繰り返しで精神が参ってしまいそうだった、冷蔵庫にあったピザをホットプレートで温めて食べる、美味しい 久しぶりに満足な食事を取る事が出来、ぼくはそのままベッドで泥のように眠りこけた ---- 久しぶりにゆっくり寝て身体の疲れは癒えた。 そう言えば拠点の地下を探索していなかったと思いだし、頭を掻きながら薄暗い地下室へ降りていく。 す、すごい!短刀に脇差!あ!日本刀に野太刀まで置いてあるじゃないか!家主は大の日本贔屓かサムライの一族だったのか!? ゲームでしか見た事無かった本物のサムライソードに否応なしにテンションが上がる、薄暗い地下でカタナを構えて振ってみる、主人公になった気分だ! ---- そうなると湧き出てくるのは試し切りしたいと言う欲望 それに最適な場所は無いかと地図を広げて目に付いたのは……科学研究所だ。 そう言えば科学者の殆どがIDカードを持っていた、もしかしてこれが使えるのでは無いだろうか 思い立ったが吉日、僕は救急箱と食料 ハンドガンの弾と日本刀を携えてラボへ向かって歩いて行く。 入り口は案の定厳重に閉ざされていたが死体となっていた科学者が持っていたIDカードを通すと……開いた。 それと同時に背中に走るのは口や文章では表し辛い強烈な"嫌な予感"、この研究所で何があったのか、僕はそれを間もなく知らされる事となる。 入り口を降りた先にあったのはタレットだ、銃口をこちらに向けている!素早くM1911を抜いて発砲、当たり所が良かったのか一撃で爆発した! 旅立ちの頃とくらべて随分と銃の扱いが上手くなったと自分でも痛感する。 シャッターを開けながら探索していると出てくる出てくる!僕がいつぞや地上で見かけたあの薬が! ウキウキ気分になりながらそれを拾い集めていく、間もなく自分がやってきた事を後悔する未来が待ち受けているとは知らずに。 とある部屋に入って目に入ってきたのは緑色の液体で満たされた巨大なカプセル、まるで悪者が自分の身体を治す為に入るような、アレがまんま自分の目の前に広がっているのだ! それは4つあったが、3つとも中身は空だった そしてもうひとつを何気なく見やる……。 これは……なんだこれは!? 酷く変形した人間だ!いや、これが人間である物か!化け物だ! 気分が悪くなって培養槽から目をそむけた時、クリップでまとめられたファイルが落ちていたので何気なくそれを拾って読んでみる。 ……なんて事だ、僕が有難がっていたあの薬は、この生物から作られているだって!?  もう何が何だか分からない、こんな所に立ち寄るべきでは無かったのだ! 早く帰ろう! もう二度とこんな所には … …… ……… ---- 「この化け物が……元人間、か」 軍用のジャケットやパンツで身をまとった人間のような何かの死体がそこに転がっている。 防衛用のタレットで綺麗に頭をブチ抜かれたそれ、虫のような羽が生えており、樹の皮みたいな肌をしているそれがどうしても元々は自分と同じ人間とは信じ難い。 しかし……奇妙な体験をし、それでもなおこの崩壊した世界で人間として生きようときた事だけはこの小さな手帳から伺える。 彼は人間だった時にどこで道を違えてしまったのか 自分が醜悪であったせいで人々が聞く耳持たなかったとトコトン思い込んでいたようだ。 そりゃ誰だってこんな化け物に遭遇すりゃ必死で追い払おうとするだろう。 どちらにせよ、こいつの生命は此処で終わってしまったんだ。 俺はこいつが持っていたダイヤモンド製のナイフで死体を捌き、研究所の奥へと足を運んだ。                           ―――リプレイ:キモオタだって精一杯生きていけるんだ Dead End... ---- #region(close,← あとがき) はい、物の見事にSafeモード起動忘れてハチの巣にされました。 後から分かるように変異薬ガブ飲み人間やめましたプレイを目指してた、NPCは道具生成する機械と言う事で遭遇次第脅して即射殺☆ミ だいぶ時間かけた割にはガバガバプレイでごめんなさい 次は全身CBM内蔵サイボーグか何かをやりたい Cataclysm最高! #endregion

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