ミッドレンジ/Midrange

「ミッドレンジ/Midrange」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ミッドレンジ/Midrange」(2013/09/20 (金) 03:26:32) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#right(){ #image(Midrange.jpg) } ***ミッドレンジデッキについて。 ミッドレンジデッキとは、中マナ域のクリーチャーを中心とした、ビートダウンとコントロールの中間的なデッキを指す。このデッキは、能力を持つ1マナのクリーチャー(《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》や《ルーンの母/Mother of Runes》など、小粒でありながらもそれに反して初期ターンの脅威である事は明確だと言えるクリーチャー)と、コストの低さよりも柔軟性を重視した優秀なアタッカーという2本の柱を特徴とする。 アグロ等の高速ビートダウンデッキは、軽量クリーチャーに特化し、1ターン目からアタッカーを展開することを理想としている。これに対しミッドレンジは、初速の代わりにクリーチャー1体1体の性能を重視している。1マナの戦闘要員をほとんど採用せず、代わりに3~6マナ域を中心とするやや重めのクリーチャーを多用する傾向にある。1マナのクリーチャーを用いる場合、それは後続のサポート役としての意味合いが強い。特に緑を含むミッドレンジではマナ・クリーチャーの採用が定番である。ミッドレンジのクリーチャーはクロッカーとしての役割が大きいので、クリーチャーとして求められるものは(サイズや能力的に見て)恒久的にダメージを与え続けられるかどうかなのである。 このデッキはクリーチャーなどのダメージ源を展開し、同時に土地破壊や手札破壊、カウンターなどのコントロール要素で対戦相手の動きを妨害してクロックを維持し、そのまま勝負を決めるのが基本戦略である。また、アグロデッキより展開が遅くなる(それでも適度には早い)傾向が強いが、全体除去やプレインズウォーカーなどのボード・アドバンテージが取れるカードが優先して採用されているので、初動の遅れは取り戻しやすいといえる。 ミッドレンジの中には主要な脅威に対処するためにいくつかの対策カードを採用しているタイプがあるが、その場合、この種のカードを多く引きすぎた場合に、それらを戦場に展開する事が出来無い(ボード・アドバンテージに直結しにくい)ため、不利になる事がある。 ミッドレンジデッキの中にはアグロ的な傾向があるものもあれば、コントロール寄りなものもある。それらに共通するのは、少ないリソースでアドバンテージを得続ける事とは対照的に、戦場に留まり、場のアドバンテージを蓄積し続ける事に焦点を当てている事が特徴である。例えば、1枚のカードに対して2枚の手札を持つようにする(ハンド・アドバンテージを得る)のではなく、2/1クリーチャーに対して4/4クリーチャーを出しておく(ボード・アドバンテージを得る)という事だ。 ウィニーとの対決では、初動の遅れはクリーチャーの性能差で巻き返せるため、概ねミッドレンジ側が有利になることが多い。一方コンボデッキやランプデッキに対しては手札・呪文に干渉する手段を持たない限り、ライフを0にする前に向こうが目的を達成してしまうことがほとんどで、ウィニー以上に不利となる事が多い。 ***ミッドレンジデッキ構築の為のヒント ◆ミッドレンジデッキは、対戦相手が死ぬまでダメージを与え続けるという事はアグロデッキと変わらないが、アグロ以上にマナ消費が激しいカードを使用している。 ◆ミッドレンジデッキはファッティーが多く、ウィニーは少ない。優秀なファッティー無しではミッドレンジデッキを構築する事は不可能である。古典的なミッドレンジ・クリーチャーは、《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》と《賛美されし天使/Exalted Angel》である。 ◆ミッドレンジデッキは比較的マナコストが高いカードを採用している。その中にはゲーム序盤から中盤まで試合をリード出来る様な呪文を含んでいる。ゲームが進むにつれて効果が高まる《火の玉/Fireball》のような 'スケーリング'カードをプレイするには比較的条件の良いアーキタイプである。 ◆土地の枚数は22から24枚が基本的な枚数だ。ミッドレンジデッキのマナカーブは、 "アグロデッキ"よりもマナコストが高い曲線であるが、 "ランプデッキ"よりも低い曲線である。ミッドレンジデッキは効果的に呪文をプレイするために、マナ発生源をデッキスロットに十分量確保する必要がある。マナ加速やマナ蓄積装置を駆使し、余剰のマナを効果的に使うように構成されなければならない。それらのカードはデッキの中に8枚程度散らしてあることが多い。 ◆ミッドレンジデッキは通常、(特にアグロデッキに対して)自分自身を守るために一つ以上の対策をしている。それにはコントロールデッキに必要不可欠な専用のボードコントロール要素、《花の壁/Wall of Blossoms》や《風生まれの詩神/Windborn Muse》の様なカードが用いられることが多い。そして時々、大量破壊的なリセットボタンを押す事もある。 ◆ミッドレンジデッキが大好きな人の不滅の言葉をここに記しておく。「それが、お前を殺す最後のファッティだ。」 - Jamie Wakefield ---- ***デッキアーカイブ / Deck Archive &link(《象の強襲! / Elephant Assault!》){http://www57.atwiki.jp/casual-classic/pages/6.html}
#right(){ #image(Midrange.jpg) } ***ミッドレンジデッキについて。 ミッドレンジデッキとは、中マナ域のクリーチャーを中心とした、ビートダウンとコントロールの中間的なデッキを指す。このデッキは、能力を持つ1マナのクリーチャー(《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》や《ルーンの母/Mother of Runes》など、小粒でありながらもそれに反して初期ターンの脅威である事は明確だと言えるクリーチャー)と、コストの低さよりも柔軟性を重視した優秀なアタッカーという2本の柱を特徴とする。 アグロ等の高速ビートダウンデッキは、軽量クリーチャーに特化し、1ターン目からアタッカーを展開することを理想としている。これに対しミッドレンジは、初速の代わりにクリーチャー1体1体の性能を重視している。1マナの戦闘要員をほとんど採用せず、代わりに3~6マナ域を中心とするやや重めのクリーチャーを多用する傾向にある。1マナのクリーチャーを用いる場合、それは後続のサポート役としての意味合いが強い。特に緑を含むミッドレンジではマナ・クリーチャーの採用が定番である。ミッドレンジのクリーチャーはクロッカーとしての役割が大きいので、クリーチャーとして求められるものは(サイズや能力的に見て)恒久的にダメージを与え続けられるかどうかなのである。 このデッキはクリーチャーなどのダメージ源を展開し、同時に土地破壊や手札破壊、カウンターなどのコントロール要素で対戦相手の動きを妨害してクロックを維持し、そのまま勝負を決めるのが基本戦略である。また、アグロデッキより展開が遅くなる(それでも適度には早い)傾向が強いが、全体除去やプレインズウォーカーなどのボード・アドバンテージが取れるカードを優先して採用しているので、初動の遅れは取り戻しやすいといえる。 ミッドレンジの中には主要な脅威に対処するためにいくつかの対策カードを採用しているタイプがあるが、その場合、この種のカードを多く引きすぎた場合に、それらを戦場に展開する事が出来無い(ボード・アドバンテージに直結しにくい)ため、不利になる事がある。 ミッドレンジデッキの中にはアグロ的な傾向があるものもあれば、コントロール寄りなものもある。それらに共通するのは、少ないリソースでアドバンテージを得続ける事とは対照的に、戦場に留まり、場のアドバンテージを蓄積し続ける事に焦点を当てている事が特徴である。例えば、1枚のカードに対して2枚の手札を持つようにする(ハンド・アドバンテージを得る)のではなく、2/1クリーチャーに対して4/4クリーチャーを出しておく(ボード・アドバンテージを得る)という事だ。 ウィニーとの対決では、初動の遅れはクリーチャーの性能差で巻き返せるため、概ねミッドレンジ側が有利になることが多い。一方コンボデッキやランプデッキに対しては手札・呪文に干渉する手段を持たない限り、ライフを0にする前に向こうが目的を達成してしまうことがほとんどで、ウィニー以上に不利となる事が多い。 ***ミッドレンジデッキ構築の為のヒント ◆ミッドレンジデッキは、対戦相手が死ぬまでダメージを与え続けるという事はアグロデッキと変わらないが、アグロ以上にマナ消費が激しいカードを使用している。 ◆ミッドレンジデッキはファッティーが多く、ウィニーは少ない。優秀なファッティー無しではミッドレンジデッキを構築する事は不可能である。古典的なミッドレンジ・クリーチャーは、《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》と《賛美されし天使/Exalted Angel》である。 ◆ミッドレンジデッキは比較的マナコストが高いカードを採用している。その中にはゲーム序盤から中盤まで試合をリード出来る様な呪文を含んでいる。ゲームが進むにつれて効果が高まる《火の玉/Fireball》のような 'スケーリング'カードをプレイするには比較的条件の良いアーキタイプである。 ◆土地の枚数は22から24枚が基本的な枚数だ。ミッドレンジデッキのマナカーブは、 "アグロデッキ"よりもマナコストが高い曲線であるが、 "ランプデッキ"よりも低い曲線である。ミッドレンジデッキは効果的に呪文をプレイするために、マナ発生源をデッキスロットに十分量確保する必要がある。マナ加速やマナ蓄積装置を駆使し、余剰のマナを効果的に使うように構成されなければならない。それらのカードはデッキの中に8枚程度散らしてあることが多い。 ◆ミッドレンジデッキは通常、(特にアグロデッキに対して)自分自身を守るために一つ以上の対策をしている。それにはコントロールデッキに必要不可欠な専用のボードコントロール要素、《花の壁/Wall of Blossoms》や《風生まれの詩神/Windborn Muse》の様なカードが用いられることが多い。そして時々、大量破壊的なリセットボタンを押す事もある。 ◆ミッドレンジデッキが大好きな人の不滅の言葉をここに記しておく。「それが、お前を殺す最後のファッティだ。」 - Jamie Wakefield ---- ***デッキアーカイブ / Deck Archive &link(《象の強襲! / Elephant Assault!》){http://www57.atwiki.jp/casual-classic/pages/6.html}

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: