3Dプリンターに関する誤解
3Dプリンターはテレビ等でも取り上げられ、急速に注目を集めるようになりましたが、紹介時に映される造形物が非常によく出来ていることから、魔法の技術のように思われがちです。
ここではいくつかの誤解について説明します。
非常に高精細なものが作れる。拳銃だって作れる。という誤解
確かに作れるのですが、それは業務用の非常に高価な3Dプリンターの話です。家庭向けの3Dプリンターでは拳銃を作ることは出来ません。
詳しくは
造形方式のページを参照してください。
テレビで紹介される「3Dプリンターで作ったもの」は、ほぼすべてが業務用の高価なマシンで作ったものだと思ってください。
3Dデータさえあればすぐに完成品が手に入る。という誤解
2つの誤解があります。
まず、造形にはかなりの時間を要します。家庭用の3Dプリンターは10cmx10cmx10cm程度の大きさのものしか造形出来ませんが、それでも1つ造形するのに10時間以上かかることだってあります。
次に、造形して出来たものは、完成品ではありません。
家庭向け3Dプリンターのほとんどが
FDM方式ですが、表面がどうしても粗くなってしまいます。
そのため、やすりで削ったり、アセトンなどを用いて加工してあげる必要があります。
最終更新:2013年06月14日 21:32