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1.31第19回学習会のご報告

トモダチ作戦で放射線傷害に陥った米兵士たち

2015/2/8 9:56更新 •テンプル大学ジャパンのカイル・クリーブランド(Kyle Cleveland)准教授が調査レポート関係リンクを追加

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みなさん御存知ですか?
福島原発事故の、直後トモダチ作戦に参加した米海軍原子力空母ロナルド・レーガン。初期の救援活動でお世話になった米兵士たちが、放射線被害に苦しんでいます。

18:20 被ばく健康問題をめぐる最近の状況(田島)
18:35 沢園昌夫さん:「横須賀の現状とレーガン訴訟取材」
19:10 呉東正彦さん:「トモダチ作戦で放射線障害に陥った米兵士たち」
20:05 休憩
20;15 質疑応答
21:15 撤収

1月31日ひらかれた学習会は70名を超える超満員の大盛会でした。
原発事故の時、トモダチ作戦で福島沖に来ていた米兵たちが被曝し、すでに2名が骨膜腫や白血病で亡くなっているという、「思いがけない」事実が衝撃を与えました。

(写真はレーバーネット)

講師の沢園昌夫さん(原子力空母の横須賀母港問題を考える会会員)、呉東正彦弁護士(同会代表)のお話によれば、
アメリカの裁判では、当初の門前払いから一転して本格審理開始が決定されたにも拘わらず、巻き返しを図る被告・東京電力は異議申し立てをし、その 口頭弁論が2月26日に開かれる そうです。

日本の裁判期日とはやや違って、直前で変更になることがママあるようですが、木目細かくかつ 熱く注視していきたい と思います。期せずして2月26日は、経産省前テント広場裁判の結審の日でもあります。


(写真はニューヨークポスト紙):2011年3月津波に襲われた日本への人道的任務に従事した乗組員たちが、防護服もゴーグルも身に着けず、ロナルド・レーガンの甲板から放射能を含んだ雪を洗い流す

(写真はニューヨークポスト紙):海軍兵士だったリンゼイ・クーパーによると、
  • 放射能汚染された海水を取り込んで脱塩し、汚染された水を船の蛇口やシャワーから流し、水兵の体内にも取り込まれた。
  • レーガンが汚染に気づいて移動しようとした時には、プルームが広範囲に広がっていて、抜け出すのが困難だった。
  • 何百ドルもする放射能検出システムがあったが、セットアップして動き出すのに時間がかかった。
  • 空母は放射能汚染されてしまったので、どこにも行き場がなかった。日本は寄港させたくなかったし、韓国も望まず、グァムは背を向けた。タイが受け入れるまで、2ヶ月半、海を漂流した。


被ばく健康問題をめぐる最近の状況(田島)

15分


沢園昌夫さん:「横須賀の現状とレーガン訴訟取材」

35分
渡米して原告がわ弁護士を取材なさった、お二人の詳細なご報告は、UPLAN三輪さん撮影の映像でご確認ください。
映像:http://youtu.be/dGOs9IHtloA?t=9m27s


沢園さん講演要旨
パワーポイントによる:沢園さんスライド資料
●軍港横須賀スタンプのはなし
●横須賀はどこ?30Km圏は?
●狭い浦賀水道
●横須賀市とは?基地交付金は1.6%
●空から見た空母ジョージワシントン、原子炉2機搭載
●原子力空母寄港は1973年「ミッドウェイ」から
●原子力空母の停泊日数、最近は年間300日を超える
●モニタリングポスト10基(原子力規制庁HP)
●2011年3月15日の朝、仲間から電話
●通常40ナノグレイ⇒10倍、グラフを飛び抜ける
●セシウム137はしぶとく今も残っている
●60万KWの原子炉が2つ。避難基準はわずか3Km
●呉東さんが先方弁護士に取材している
●ドナルドレーガンは補修中
●レーガンとワシントンのスペック比較
●軍港スタンプ、ネービーバーガー観光

映像による
●メンテナンス作業で出る放射性廃棄物が移送される
●毎年1回、空母から貨物船へ
●外務省「空中移送は搬出ではない」「移し替え」
●赤い貨物船が東京湾を出る
●5月ぐらいにテスト航海、浦賀水道を出る、漁場にモニタリング設備なし
●艦載機は厚木基地へ
●横須賀市の防災訓練(3km以内とその近傍)
●コンクリートの屋内避難場に誘導
●粉末ヨウ素剤を水に溶かして幼児に飲ませる

デモクラシー・ナウの映像抜粋による
以下作成中


呉東正彦さん:「トモダチ作戦で放射線障害に陥った米兵士たち」

50分
(写真はレーバーネット)


呉東さん講演要旨
以下作成中

質疑応答


きわめて興味深い質問の数々。
後半は白熱討論。
以下作成中


その他の資料


原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会制作映像



その他の会場配布資料


 会場配布資料の一括ダウンロード

米国政府・報道文献


 上記と重複するかも知れませんが
【沢園さん呉東さんコメント】
以下の根拠で影響なしとする海軍の見解です。沢園&呉東では、それが妥当な判定なのかどうか 調べる科学的な知見がありません。
  • 有意な差が出た5種類(呼吸器・消化器・泌尿器・産褥疾患・不明症状)の疾患については放射線起因のものではない。
  • 男性不妊もやや高いが、様々な要因が考えられ、放射線起因とは言えない
  • 逆に放射線起因である悪性腫瘍は、レーガン乗員の方が50%も低い
  • 甲状腺がん2例、白血病(non-CLL)1例 がレーガン乗員で発症したが、トモダチ作戦での被ばく起因と考えるには、11年3月から診断(発症確認)までの期間(1.2~1.4年)は、発症までの最短期間が 甲状腺がんで3年、白血病(急性?)で2年、とされる期間に比べ短すぎるため、発症起因はその前にあったとみるべきだ。
  • D1-3迄で、推定被ばく線量を記述しています。

【沢園さん呉東さんコメント】
国防総省として、全身被ばくも甲状腺被曝も、どの艦船でも地域でも問題なしレベルという数値が出ています。全体被ばく線量の中に、最初の数日間飲料水として摂取してしまったために起きたものが含まれているのかどうわかりません。

学習会参加者からの貴重な情報


空母レーガンの行動や海域汚染などについての公表文書は、
Environmental Health Surveillance Registries にある、
Operation Tomodachi Registry の Reference Materials のところです。
例えば、
"Fleet-Based Individuals in Operation Tomodachi, Revision 1," April 2014. の p.55 には、3/13の福島沖海域汚染地図の中での、空母と随伴駆逐艦の行動経過が一時間毎に図示されています。

twitter, togetter


 亡くなられた方の一人、「骨膜肉腫」ではなく「滑膜肉腫」だという指摘あり。

報道










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